ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調(ブラームス)
いらっしゃいませ。
ようこそ、CLASSIC BAR VERSTECKへ。
さて、"本日のオススメ"は、ブラームス作曲の『ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調』です。(数字は20-198。名曲解説全集第20巻P197)
ヨハネス・ブラームス先生。1833年-1897年(63歳)の、ドイツの作曲家でしたね。
ピアノ協奏曲第1番ニ短調の回、クラリネット三重奏曲イ短調の回、ピアノ三重奏曲第1番ロ長調の回に続いて、3回目の登場です。
本日の曲は、『ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調』。
ブラームス先生、ナンバーのついたヴァイオリン・ソナタは3曲ありますが、本日の第1番は、なんと先生が45歳ころの作品。
んー、ブラームス大先生なのに、第1番がかなりの成熟後ですね。
ちなみに、前年にヴァイオリン協奏曲が作曲されており、交響曲でいうと、2番はさらにその前の年に作曲されている、そんな時期です。
Opでいうと78です。最後が122なので、完全に後半の位置づけです。
どうやら、番号の付いていない、もしくは作品として残っていないものはこれまでにも数曲作ってはいたようです。
中には、シューマン先生が出版をすすめた曲もあるようですが、一方リスト先生には厳しいコメントがあったようで、結果的に第1番はここまで待つことになった、という経緯があるようです。
ト長調という調性もあるのでしょうが、とてもゆったりとした、のびやかな感じです。すごく良いです。
オーストリアの湖畔で書かれたそうです。
イタリアにも行っています。
交響曲第2番も発表済みです。
自信喪失は、10年以上先のお話。
色々良い時期だったんでしょうね。
とはいえ、イタリア的な明るさではなく、やはり憂いを感じます。
交響曲第1番、ピアノ協奏曲、ヴァイオリン協奏曲、ドイツレクイエムなどの大曲を書いてきた先生ですが、本領は室内楽なんででしょうかね。
初演は、いつも出てくるヴァイオリンのヨアヒム先生と、ピアノはブラームス先生。
本日の音源は、コチラからお聞きいただけます。
本日もご来店いただきまして誠にありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
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