コメ不足らしいけどご飯をいっぱい食べたいのでダイソーで野菜の種を買ってみた
しかしまぁどうにもしょうがないよね。
ないもんはない。
コメ不足。
南海トラフ地震騒動で、また出たよ買い占め。
・・・とそんなこともありつつ、昨年の猛暑と訪日客の増加で、というようなことだが、訪日客の増加うんぬんごときでコメが足りなくなるなんて、そもそも論として、そんなに脆弱なのか我が国の農業は。
・・・脆弱です
なんてったって、食料自給率37%くらいだし。
ご存知のとおり先進国最低レベルで、しかしまぁどうしてそんなことになっちまったのだろうか。
はい、そうです。
彼の国。
またかよ、みたいな話なのだが、まぁちょっとそれはアレだから、あんまりくわしい話はアレしときますが。
彼らは「食料は武器より安い武器」とかなんとか言って「食料自由化だなんだかんだと騒いで自国の食料をうんと低価格で輸出し、日本をはじめ世界の国々の胃袋をコントロールしようとしている」という見方もあるそうです。
なるほどですね。
その国の農業を崩壊させちゃえば、あとはこっちの言いなりだ。
食い物がほしけりゃ言うことを聞け。
ゆえに、かの高村光太郎氏も「食うものだけは自給したい。個人でも、国家でも、これなくして真の独立はない」との言葉を残している。
たしかになー。
あと、これは最近まで知らなかったんだけど、キューバのホセ・マルティさんという人が「食料を自給できない人は奴隷である」とも。
ダイソーとかで野菜の種を買ってみた
で、37%とは言ってますが、その野菜の種だとか肥料だとか、いわゆる生産資材もじつは輸入で、ちなみに野菜の種は9割が輸入だそうです。
これ、ダイソーとかで買ってみた種だけど、なんか日本の野菜っぽいのだが、生産地は外国です。
野菜自体の自給率は80%くらいとなってますけど、上述のとおり「種」から考えると、なんと、な、な、なんと、野菜の自給率は8%だとか。
やっべー。
8%。
逆に、野菜嫌いの人には朗報ですね。
もう食わなくてすみます。
んー、だがしかし。
なんとかならんか。
あ、鶏卵はどーよ。
物価の優等生と言われてまして、日々の食卓を美味しくしてくれてます。
こちらの自給率は97%。
ほっと一息。
でも春先だっけ、値上がりしちゃってまぁまぁな騒動になった。
なんででしょ。
そうです、卵を生んでくれてる鳥さんたちのエサ。
トウモロコシ不足。
笑っちゃうんだけど、主たるエサとなるトウモロコシの自給率はほぼゼロらしく、ついでに、鳥さん(鶏肉)の元(←という言い方でいいのかどうかわからんですが)となるヒナも100%輸入らしい。
あっはっはー。
あっはっはー。
あっはっはー。
なので、とりあえず世界各国のみなさん。
取り急ぎ、ワタシたちが鶏卵を安価に食べるために、トウモロコシをください。
それも激安でお願いしまーす。
各国で育てよトウモロコシ。
干ばつ反対!!
雨、雨、雨、雨もっとふれ♪
ワタシのいい人(←トウモロコシ・笑)連れてこい♪
え、なんですか?
かわりになんの食料をくれるのかって?
食料なんてないっすよ。
あっはっは。
ないったら、ないんだから。
え?
日本は稲作の国だろ水田の国だろ???
コメ???
は????
いつの話をしてんですか、あのですね、もう50年も減反してるんですよ。
て、で、で、いまほら、ウチらが食うコメすらないって騒ぎだし。
減反やめてコメを輸出してくれたら世界中の国が助かるって?
なにのんきなこと言ってるんですか。
まぁ休耕地だらけでたしかにやればできそうなんですけど、すみません、農業をやる人がもう高齢者でね。
平均68歳だからね。
担い手がいないんですよ。
なので、増産は無理かも。
ってか、無理無理無理無理。
増産どころか、まもなくニッポンの農業はおしまいになります。
なので、ご提案なのですが。
食料の代わりにお金を上げるから、それでかんべんしてくれませんか。
うちは経済、経済、経済ですので。
カネが命です。
え、最近は円安だから買い負けてるって???
えー、やべー。
でもまだ世界が平和でよかったっすね。
戦争がないっていいですね。
ドンパチがどっかではじまっちゃったらウチらへの輸入も途絶えたりするので、だから世界よ恒久的に平和であれ。
あれ?
ドンパチしてたっけ??
してるってば。
ちなみに、ウクライナ。
小麦の穀倉地帯っすね。
こんど我々も農業(ダイナマイト農園)をはじめるのでちょっと勉強してみたので知りえたことなんだけど、化学肥料の原料も全面的に輸入だそうで、たとえばカリウム。
さて問題です。
カリウムをどこから輸入していたかと、じゃじゃーん、ロシアとベルラーシ。
おいおいおいおい。
やばいじゃんやばいじゃん。
いまのところ、タッグチーム「ロシア&ベルラーシ組」からすれば、われわれは敵国組だ。
どーすんだおい、と笑える状況でもある。
企業進出で農地減 熊本「支援を」
・・・という記事が令和6年8月24日(土)の東京新聞にありました。
似たような記事を探したらYahooのがあったので、こちらを参照されたし。
今の熊本といえばもうもうもう。
泣く子も黙る経済絶好調。
TSMCをはじめ半導体関連企業が大進出してまして、もちろん国も助成金を大盤振る舞いに振る舞ってじゃんじゃがじゃんじゃがの大騒ぎです。
最新の半導体工場でじゃんじゃか生産した熊本の半導体はアメリカに行く。
アメリカも大喜びだ。
日本もアメリカからお金をもらえるので大喜びだ。
経済優先。
さっきも触れたけど、岸田総理大臣も「経済、経済、経済」と言ってたしね。
かつてここは西日本有数の酪農地帯だったそうです。
工場だ住宅だを建築するわけだから農地を潰す。
「経済、経済、経済」だもんね。
かくして、東京ドーム35個分に当たる164ヘクタールが工業用地などになったそうです。
まぁなんとなくだが、政府の気持ちも、なんかわかるわー。
アメリカや資本側の意向がからみあって、どうにもならない。
なので「もうどうなってもいいや」的はヤケクソ感。
落ちるところまで落ちてやれ。
まっさかさぁーまぁーにぃー落ちてデザイアー。
はぁーどっこい(←バブル時代に流行った掛け声)。
世界で最初に植えるのは日本
ネットで調べてみたのだが。
今のところ、日本の餓死者(食料不足を死因)は年間15人くらいで、栄養失調という括りにすると2,000人くらいです。
そんな折、もうちょっとそのあたりの事情を理解してみようかなと思いまして、こちらを買ってみました。
はじめのほうだけ、いま読んでます。
これからゆっくり読んでみようかと。
このまま手を打たずに輸入が途絶え、まさに食料不足となったその日、日本の餓死者はどれくらいになるのか。
もちろん単純計算してみればわかることですけど、食料自給率が37%(実質は誰も怖くて計算したくないが)だから、1億2,000万人✕60%=7,200万人ぐらいが飢えるという計算になる。
で、こちらの書籍によりますと、やっぱりそうらしい。
米国ラトガース大学(というのがあるみたいっすね)の研究者らによる推計で、以下、引用します。
食えるのが37%だから飢えるのが60%。
やべー。
なんか、こんなことを考えていると腹が減ってきますね。
100分DE名著「野火」大岡周平
NHKオンデマンドでいちばん見ている番組は「100分DE名著」です。
好きなんですよね、本。
で、一昨日くらいだったかな、「アインシュタインの相対性理論」を観終わったあと、たまたまなんですけど、「大岡周平の野火」を観てみたら、なんとどんぴしゃ、ありゃま、「餓え」がテーマでした。
戦争末期に取り残された敗残兵ら。
フィリピンのレイテ島が舞台です。
部隊から見放され、敵のアメリカ兵だらけの南海の孤島で、主人公の田中氏(平時だったらまったくふつうの人でインテリの彼)は生き残れるのか。
強烈な餓え。
やばいよー。
オレたちも食っちゃうのかな。
人肉食。
ということで、今回は「コメが足りない」という世相から「食料自給率」のことをあれこれ記してみました。
最後までおつきあいくださいましてありがとうございます。