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【#14】これでOK。日本の予算は10兆円。さぁ行こうニッポンチャチャチャ。輝かしい未来へ。

宅建ダイナマイト合格スクールのおーさわ校長です。

前にも書いたかもしれないけど、ワタクシは新聞(紙の印刷物)を読むのが好きです。
活字中毒なもんでね。
へーと思う方もいらっしゃるでしょうけど、みなさんが年がら年中スマホを手放せないとのいっしょです。

スマホがらみの話といえば、スマホ本体の半導体ではなくてね、どうしてもSNSの話になりがちで、昨今もオーストラリアで16歳がどうしたこうしたみたいな話もある。

そんだから、その流れで「ウチの息子はスマホばっかり見てて」みたいな話を母親から聞くと、

へー、ずっとスマホを見てるんですねー。
四角いなーとか薄いなーとか。
すごいですね。
きっと彼はデザイナーになりたいんでしょうね。

・・・とおちょくるのだが、なんでそんなことをオレはしてしまうのか、自分でもわからない。

「ウチの息子はスマホばっかり触ってて」みたいな話を聞くと、へー、お子さんはずっとスマホを触ってるなんて、女の尻を触っている痴漢みたいですね。
きっと彼は。
・・・以下同文。


別れても友だちでいようね、みたいな、感じだ。

さて。
みなさんがすっかり読まなくなった新聞から、おもしろいなーと思った記事をご紹介します。

ってか、また話がちょっとそれるが、みなさんが読まなったので、つまり売れないから新聞(紙の印刷物)の休止という名の“廃刊”が続く。
電子版は残すということだから、まぁ廃刊というわけではないのだろうが。
でもさでもさ。
はっきり書きたくないんでしょうね廃刊ってね。

別れても友だちでいようね、みたいな、感じだ。
気持ちわかるー。
何度も言ったし、何度も言われた。
切なくていいよね、あの瞬間♥

で、コンビニで毎朝、紙の印刷物たる新聞を買う身として思うことだが。
買うとがさばるでしょ。
毎日毎日、たまる一方だから、捨てるのも手間がかかる。
なので、いっそのこと、全紙廃刊になっちゃえばいいなと思ってます。
そしたら毎朝、コンビニで買わずに済む。
いえーい〜\(^o^)/

で、話を戻すと、景気いいなー。
政府はなんと総額10兆円も突っ込むそうですよ、半導体業界に。
んー。
10兆円とか言われてもよくわかんないっすよね。
なにか大きい数字と比べてみれば規模がわかるかも。
そんじゃこれか。
来る「首都直下地震」の想定被害額。
いろんな試算があるが、まぁそりゃそうだよね、実際に来てみないとわかんないけど、でもだいたい1,000兆円くらいだそうで、それに比べればたかが10兆円か、と、たいしたことない感じもする。

令和7年1月29日(水)朝日新聞朝刊の2面。
「半導体 国費10兆円のリスク」という記事で〈人工知能(AI)などに使われる半導体を開発する「ラピタス」に対し、政府が巨額の資金をつぎ込んでいる〉そうで、どれくらいかというと〈研究開発費として総額9,200億円の支援〉とのこと。

で、ラピタスを中心に〈「日の丸半導体」の復権をかけての総額10兆円の支援フレーム〉だそうだ。

へー。
でさ、半導体の話になると「ナノ」という言葉というか単位が出てくるわけで、ちなみに「1ナノメートル」は1ミリの100万分の1という、これまたピンと来ない感じ。

それにしてもよ、いい加減にしてほしいよね。
さっきは10兆円だ1,000兆円だ、今度は1ミリの100万分の1だとかで、よくわかんないじゃないかー(笑)。

もちろん「ナノ」の数字は小さいほうが性能がいいわけで、日の丸半導体「ラピタス」が狙うのは「2ナノ」だそうで、よくわかんないながら、どうやら世界最高水準らしい。
がんばれラピタス!!!

いまのところの最先端は「3ナノ」とのことで、もちろん世界のトップ3たる「台湾のTSMC」「韓国サムスン電子」「米インテル」も各社いっせいに2ナノをめざして豪快にスタートを切った。
最初のコーナーを先頭で回るのは、果たしてどこかっ!!
がんばれニッポン。
がんばれラピタス。

このレースに10兆円賭けてみた。

政府は、っていうかわれわれ国民はこの「ラピタス選手(日本)」に10兆円を賭けたわけだ。
オッズはどれくらいか。

となると、現在の実力を知りたいところだ。
論点を整理しておくと、現在は「3ナノ」が量産体制。
人気の3連単は台湾・韓国・米国。
そこに日本。
競艇(ボートレース)でいうと、どうでしょう、予選の成績によりますけど、最終日の12レースの優勝戦。
日本の枠番は???
たぶん、インドあたりも優勝戦線にからんできそうだ。
なので最アウト・大外の6枠6号艇かもしれません。

不利だ。
となると、大外6コースのニッポンは、奇跡のダッシュスタートを決めて、豪快にまくり一発入った決まった阿波勝哉〜\(^o^)/。
平和島競艇の実況「ベイ吉」さんにやってもらいところです。

そんで、いまのところ日本で開発できる技術水準は「なんナノ」かというと。
40ナノ。
はーーーー??????
15年前の水準らしい。

とてつもないよね2ナノ。
そして我々の10兆円の行方。

そしたらなんと中国がまくり一発!!!

来たぁー。
来ちまったぁ〜中国が。
大穴。
・・・笑っちゃうわ。

すんごいのよ。
おなじ1月29日(水)の新聞記事に〈格安AI「ディープショック」〉とあって、なんと、中国企業「ディープ・シーク」が低コストで高性能の人工知能(AI)を開発してしまったらしい。

その名も「AIモデルV3」。
論文の名前らしいのだが、V3といえば、我らのヒーロー仮面ライダーV3だ。
そっかーV3かー。
この時点で負ける気がする。
名前負けだ(笑)。

で、なにをやらかしてくれたかというと。
V3という論文によると〈一部の指標で、オープンAIが昨年公開した「GPT4」の性能を上回った〉とのこと。

そんでなにがそんなにショックなのかというと、じゃじゃーん、激安の開発費。
かんたんにいうと「型落ちの半導体ですごいのを作った」だ。
8億7,000万円だって。
あれ???

アメリカもアタマに来ますよね。
だってさ、中国のAI分野での台頭をめっちゃ警戒して、あんなに高性能半導体の輸出規制していたのにね。
追い込んで追い込んで。
そんで開発には、もうもうもう、相当なる巨額を、まさに、まさに、まさに、湯水のごとく注ぎ込んで。

お前らにはできないだろ。
あっはっは。
ざまーみやがれ。

そしたら「うぜーよ。だったら自力でやったるわ」みたいな。
すげーなと思ったのは、その「ディープシーク」っていう会社が集めた研究者。
どんな人たちかというと、もちろん一流は一流のみなさんなのだが、記事によると〈米国留学者を排除〉とのこと。

やば。
本気だったのね。

そろそろクライマックス。

かくして。
アメリカの株式市場では半導体大手の、まさに株高権化・スーパースターだったエヌディビアなどのAI関連株が大急落となりましたよね。
すさまじかったわ。
エヌビディアが前週末比17%の下落で、一夜にして、なんと、な、な、なんと92兆円が吹き飛んだ。

・・・えー、えー、わかってますよ。
92兆円って、額がでかすぎてわかんないってね。
あは〜\(^o^)/

で、92兆円っていうのは。1日の消失額として史上最大だそうです。
もちろんアメリカにすがるニッポンにも影響ありで、28日の東京市場でも半導体関連銘柄が大きく売られ、日経平均株価の終値は548円安の3万9016円。

もちろん92兆円をふっとばされたアメリカは国を上げての猛反撃をしております。
アメリカの主張が正しいのか、中国の技術がほんとに超絶なのかわからんですけど、さぁさぁ米中決戦。

これ、往年の東映映画でしたら、そろそろクライマックスの大乱闘っすよね。
殺戮に次ぐ殺戮。
健さんの唐獅子牡丹。
文太さんの「広島の喧嘩云うたらの、トルがトラれるかの二つしかありゃアせんので」。
ドキドキします。
カタストロフィ好きの血が騒ぐ。

「最後じゃけん云うとるがの、狙われるモンより狙うモンのほうが強いんじゃ」
「わしを生かしといたら、おどれ等あとで一匹ずつブチ殺しちゃるんど」

こんなこと書いちゃうと「仁義なき戦い」をみなさんも観たくなっちゃいますよね。
ごめんなさいっ (←と、なぜかあやまるww)

そして株屋がほくそ笑む。

で、株の話だが。
市況の株高を演じていた、つまりそれを引っ張っていたAI銘柄だが。
ずっと高値で安定していたわけだが、安定安全安心な株式市場だと、株屋(証券会社など)はおもしろくない。

彼らのシノギは株売買での手数料だから、上がった下がったの乱高下を望んでいるわけですもんね。
なので今回のディープシークのディープショック騒動はありがたい。
乱高下に踊らされたみなさんの「買ったり売ったり」が激しければ激しいほど、手数料ビジネスなので儲かるという寸法だ。

こうしてみると、ほんとに世の中、うまくできてるなーと思う。
資本主義のすげーところだ。

で、昨日ご逝去されたモリタクさんは、ラジオ番組で「AIなんてそもそもバブル。インチキ」と、おっしゃってました。
まもなく崩壊だと。
「そんなこと言っちゃうからオレはテレビから締め出された」と笑いながら言ってましたが。

ちなみに、この「インチキ理論=バブル(実態なし)」を不動産業界にあてはめてみますと、まさに似たような。

あ、特に東京23区の都心に限っての、ってか、23区全体じゃなくて港区や江東区あたりの湾岸タワーマンションに限っての、とずいぶん「限り」をつけますが。

「株高」を演じていたエヌビディアをやっているのが、タワーマンションかな。
で、タワーマンションを投資で買う。
投資といえば金利だ。
先日も日銀は金利を上げてきたけど、でもまだ上げるみたいで、最終的には1%くらいにするのかな。

となると融資を受けている連中は焦る。
ゆえに、というほどでもないか、まぁ当たり前なんだけど、金利が上がれば、都心の不動産バブルは崩壊すると思う。

金利が安いからカネを借りてタワマンを買って、値が上がったタイミングで売りさばくという、その手口は若いころ見ていた「The不動産屋」だ。
かっこよくいうとキャピタルゲインを狙う、だけどね。

いまの楽しみは「晴海フラッグを買い占めてる連中はどうなるかなー」だ。
まぁ話の流れでこう書いたけど、ほんとはどうなってもいいのだけど、不動産仲介業者たるRE/MAX Dynamiteの立場でいえば、物件のたたき売りがはやいとこ始まってほしいっすよね。

まず、キャピタルゲイン狙いのタワマンなどの価格が“崩壊”すれば、どさくさで高値をつけたそこらへんの中古物件も「焦り売り」がはじまるだろうしね。
買いたい人はチャンス。
さぁ不動産仲介業者の出番だ。

株屋も不動産屋も、カネ・カネ・・カネで「右往左往」する人たちがいるからこそ、商売繁盛っていうもんだ。
高値で安定だとおもしろくない。
動乱よ来い。
不動産バブル崩壊へ向かっての期待大だ。

ちなみに、株の話にちょい戻すが。
新NISA大好きのみなさん。
92兆円がふっとんでも、みんなが大好き「オルカン」は、そんなに影響はなかったっすね。
もちろんAI銘柄一択なんていうわけじゃないから、そう簡単には影響なし。
もしもほんとにAI銘柄がやばいということだったら銘柄入れ替えだもんね。

幅広の銘柄。
リスク分散。

恋愛でいえば一人に絞ってないというやつっすね。
そっか、なんでもおなじなんだ世の中ってやつは。
そんなふうに考えていると、過去の贖罪感が低下し、逆に自己肯定感が高まるので楽しいです。

名付けて一人乱高下。

で、あれ???
そうだ。
忘れてた。

オレたちの「10兆円」はどうなった?
あ、そうか。
92兆円が一夜で吹き飛ぶ世界なんだもんね。
たかが10兆円なんて、あっはっは。
世界から見れば、日本の10兆円なんて紙くずっすね。
安心しました。

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宅建ダイナマイト合格スクールおーさわ校長note
いいえあなた。ほしいものはないのよ。でも涙拭く木綿のハンカチーフという名のチップください。あざーっす!!

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