人と会わないために、人ごみの中へいかなければいけない謎仕様。
とにかく資料との格闘。
助成金、補助金、申請書類、事務書類、とにかく書類、書類、、
2月末の段階から、きっと営業どころではなくなると予測して、すぐに資金繰りに動きました。ところが、その時点ではまだ小規模事業者や個人事業主向けの支援策はなにも決定していなくて、融資に関しても「借りやすくなる」というものだけでした。
仕方ないので、取引のある銀行の小口融資を通常の貸付利率で、現時点での金額から約3倍程度に上乗せして借りました。当然、借金です。
その後、3月中旬には政策金融公庫の無利子無担保融資の受付が始まりました。商工会議所からも利子補給が受けれるとのことで相談に行ったら、既に借りている金額と、昨年の売上などを比べて、今後返済が可能か難しいラインだということで、しばらく様子を見たらどうかとアドバイスされました。
借りているお金は全て固定経費の支払い用の資金です。
その時は、GW明けくらいには落ち着いてきて、営業も再開できるのでは?という窓口の担当者の話で、こちらも6月くらいまでの支払い資金という形で確保していたのですが、ライブはたとえ営業が再開できてもブッキングはその先の話になります。売上の見込みは立たないので、やはり7月からの固定経費分も準備しておかないと、ということで直接政策金融公庫に申し込んで資料を取り寄せました。
徐々に、助成の仕組みもでてきたので、従業員のために雇用調整助成金の申請をしました。
とにかく難解で、ハローワークと労務局、何度も通いました。
そもそも大企業とか労働組合とかがきちんと成立している会社向けの仕組みのようなので、自分みたいな個人事業主にとっては聞いたことのない様式の必要書類ばかりで、これは全て1から作りました。google先生のおかげです。
労使協定、36協定、休業協定、労働者代表専任書、、、
だいぶ詳しくなりました。
「この文言が入っていなければいけない」とか、「休業にする日を1日単位で記載(1日~30日のような書き方ではダメで、1日、2日、3日・・・と全ての日にちを記載しなければいけない)」とか、とにかくアナログな作業で、修正印もたくさん押して、なんとか完成。
ちなみに、最初に作って出した時と、修正して出しに行った時の間に、制度が簡略化されて作らなくてもいい様式がでてきたとのこと。苦労して作ったこの資料は一体なんだったんだ。。
活用できる助成金を調べて、問い合わせました。
コロナ関係なく、小規模事業者向けの販路拡大の投資に対する助成金。ちょうど6月頭までの申し込み期間のものがあったので、資料を作りました。
これも様式がたくさんあって、しかも経費は申請が通って採択されてからのものしか対象ではないという。結果が出るのが8月頃。
支払いを先延ばしにできそうなものを選んで、それに合わせた事業概要を作成。
すると、これも商工会議所で面談した際に、仕組みが変わってコロナ向けの新しい様式ができたとのこと。
相談したのが連休明けの5/7、締め切りは5/15。おいおい。。
でも、かかった経費を遡って精算できるようになって、概算請求も可能になったので、これを使わない手はないと超特急で資料の訂正。商工会の担当者と、提携のコンサルの先生とも打ち合わせして、何度も手直し。これは今週提出なのでギリギリです。
政策金融公庫の融資申し込みも、一度電話で面談して、資料が郵送で届きました。コロナ感染予防で、対面の面談はしないとのこと。
あとは返送するだけかと思いきや、これまた準備するものがたくさん。
印鑑証明書、区役所で申請するのですが、自動発券の機械が壊れてて窓口で手書きの申請書を記入するやつ、役所は10万円の申請相談とかで大渋滞。
銀行振り込みで行なうための確認書類、これまた銀行窓口で申し込んでハンコが必要。こっちも大渋滞。
収入印紙もコンビニで扱ってない額なので、郵便局で窓口購入。
さらに、簡易書留なのでポスト投函ではなく郵便局窓口。
対面をなくす、とかいう建前なのに、結局人ごみだらけのところに何度も足を運んで資料を揃えないと提出できないという謎のアナログな仕組み。
なんというか、人との接触を避けろとか言いながら、人の多いところに行かないと手続きができないという矛盾しまくりの仕組みに振り回されています。普通に1回対面で打ち合わせした方がよかったんじゃないかと思ってしまうくらい。
まだまだ作らなければならない資料は山積みです。
何のために作っているのか、よくわからなくなってしまう時もありますが、とにかくやるしかない。
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