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【NPB全般】ホークス自由契約の三浦瑞樹投手(盛附卒)が中日入団!
中日ドラゴンズは育成選手として前ソフトバンクの三浦瑞樹投手(25)との契約を発表。3日に名古屋市内の球団事務所で契約と入団会見を行いました。
三浦瑞樹投手は岩手ゆかりのサウスポー
三浦投手は横浜瀬谷ボーイズからキャプテンとして甲子園の土を踏んだ兄を追うように岩手の盛岡大附属高校に越境留学。1年春からベンチ入りし、2年の夏に甲子園に初出場しベスト16進出に貢献。3年春、秋と3季連続で甲子園のマウンドに上がりました。
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3年時のセンバツ甲子園では、連覇を目指した智辯学園との一戦で完投勝利。同校を初の甲子園ベスト8に導きました。続く夏の甲子園では春夏連続のベスト8入りに貢献しました。
東北福祉大学に進学すると1年春から活躍。全日本大学野球選手権にも出場し、侍ジャパン大学代表候補に選出されます。4年春の仙台六大学リーグでは20回を投げ無失点に抑える好投を見せ、最優秀投手賞を受賞しました。高校・大学の同期にオリックスの大里昂生選手が居ます。
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不可解なホークスからの自由契約
今季はウエスタン・リーグで15登板して3勝3敗、防御率1・60で最優秀防御率のタイトルを獲得。7月に支配下選手登録され、1軍でも中継ぎで5登板しています。5登板で防御率0・00とアピールしたものの、11月に球団からは支配下契約でなく、再度育成での再契約を打診されていました。
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毎年、多くの育成指名を行ってきたソフトバンクホークス。育成出身から日本を代表する存在となった選手は少なくありません。今やメジャーリーグでもエース格となった千賀滉大投手(メッツ)、侍ジャパンでも活躍する正捕手の甲斐拓也選手、球界屈指のスピードを誇る周東佑京選手、ユーティリティ性抜群の牧原大成選手らは日本を代表するプレイヤーにもなりました。
しかし、今回のような事を繰り返していれば、育成から這い上がろうと、必死にもがいている選手達のモチベーションが保てません。
実際に、今年の育成ドラフト1位の古川遼投手(日本学園/東京)は入団を辞退することを決断しました。
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「現在の心境、状況でプロ野球の世界に飛び込む決心がつかず、入団辞退に至りました」と、ソフトバンクだから拒否した訳ではないと声明を出していましたが、本当のところはどうでしょう?
ここからは本人の努力次第
中日の井上監督は「球は速くはないんだけど、小気味が良くて、変化球でストライクを取れる。あんだけの大所帯のソフトバンクの中で、揉まれてきただけあるなと俺も感じてる」と三浦投手を高く評価。ホークスから現役ドラフトでタイガースへ移籍し活躍した大竹耕太郎投手と境遇を重ね、チームの3年連続最下位から脱却へのピース入りに期待していました。
他にも現役ドラフトでの日本ハム・水谷選手、FA移籍の人的保証での日本ハム・田中正義投手ら多くの選手がソフトバンクから他球団に移籍して花を咲かせています。三浦投手は「来年は絶対にやれるという自信があった。来年はしっかりと1年間暴れていきたい」と新天地での活躍を誓っていました。