半径2mの世界で

僕らどこで間違えたんだんだろう

君が基準になってしまった僕はもう僕ではなく君だ
君だけを思っていたいことはできないから、
せめてこの時だけはと願うんだ

こんな夜だから、あなたの顔がみたいな
お酒でしか話せない本音をいつの日か本当に話せるように

小説で読む半径2mの物語にあなたを重ねて
夢の中でしか会えないことを知っていながら

大人になっていくんだ、いつ消えてもいいように準備をしていくんだ
絡めあって溶け合うようなキスがすべてだった

大人になっていくんだ、いつ消えてもいいように準備をしていくんだ
5分前の出来事のように思い出す

バスを降りて仕事に向かう君を見て、生きるってことを感じる

僕たちは、何かに愛されていないと不安で
愛していたらその分返してもらわないと気が済まない

誰かを待ったら、待たせないと気が済まない
互いの夢を否定することなく、遠くへ行くことを心で引き留める
大事な時間なんてものはきっと気づかないから

もうやめにしようって思っても、
やめにできてたらこんな拗らせて生きていく必要もなくて

涙が出るほどではない毎日だけど、
その分溜まっていくものだから
大泣きする日があってもいい

溜まっていった思いをリセットする時間が必要だ
何度も繰り返そう

立ち止まるときは呼んでくれ
思い出してもらうことが僕の価値だ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?