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オンライン受講で学生は「平等」なのか

滝川沙希です。

オンラインから流れてくる情報に接している限りでは「平等」。しかし、それ以外に活動している学生との差には気が付きにくくなっている。
ご注意くださいと申し上げています。

はじめに

新コロナの影響で、多くの大学はキャンパスが立ち入り禁止になっています。そして、講義もオンラインで行われています。

友人作りにも苦慮している方は多く、個々の学生の皆さんが置かれている状況しだいで、全く気が付かない差が生じうると思います。

以下では、情報の収集に疎く、地方から上京するなどして周囲が把握できない方、高校や予備校時代の友人からの情報も入りづらいような学生の方を特に念頭に置いています。

ダブルスクールを知らない

伊藤塾やLECなどのように、法律を教えてくれる予備校があります。通常ですと、生協などにパンフレットがあったり、大学で説明会があって存在を知るわけですが、そもそも知らないと周囲にそれがどんなものなのか聞くこともできません。

現在、無料公開講座が開かれているので、ウェブにアクセスしてみましょう。

大学を心理的に信用してしまう

私は大学を敵視するものではありません。
現在、大学は必死になって新コロナの対応をしています。その際、できるだけ学生を「平等」に取り扱おうとしていますね。
たとえばネット環境がない学生のためにWi-Fiルータの貸し出しを試みたりしています。親切で至れり尽くせりの感があります。

そうすると、学生の側は、大学の敷いてくれたレールに乗ればよいだろうという安心感のようなものが発生するのではないか。大学で定期的に課題が出て、レポートを書けなどと言ってくる。それにしたがっていればよいだろうと。
レポートを書こうとすると、レポートの様式の情報をかき集め、参考図書をかき集め、送付方法を確認する。

そんなことをやっているだけで、ものすごい時間を費やしてしまいます。体力も消耗します。そして、何となく「やっているな感」を味わうのです。なんとなく「大学生活を送っている」かのような錯覚に陥ります。

情報の受け手が「勝手に」大学生活を「誤解」するのです。
先日、次のようにツイートしました。

ツイート

″誰もがキャンパスに行けずに、オンラインで受講している。「平等」だと思っている?
キャンパスに集うときに、おカネをかけて予備校通いをしていた人、必死で基本書を読んでいた人。その人たちの背中を見ることにならなければよいのですが。″

”オンラインで受講している限りは「平等」だと思います。
しかし、その他の時間が全く違うのでは?と申し上げたかったのです。今はバイトも基本的にできないでしょうし。
そうすると、①ネットで古典を観る、②本を読む、③とにかく寝る、④無気力に。”

″周りが何をしてるか分かりにくくなりますので、ご留意を。「俺、勉強してるんだ」とは、なかなか言わない。”

″あと、大学側は、オンラインで講義をしてる(だけ)なのでしょうか。
個別の学生の問合せがあれば、それに答えてるでしょう。そうすると、その情報は共有されてるとは限らない。共有する制度があっても些細なことと共有しないかも。
その小さな差が、情報の受け手には、大きいことも。″

言い訳

もちろん、大学側だけでなく、友人などからの情報に接しずらいこともあります。このあたりが、個々人の状況が大きく違っていて書きづらいので、私の話も皆さんに伝わりづらいと思います。

上記の①②と③④(だけ)で大学スタートの時を迎えるのでは雲泥の差が生じます。万一、9月入学に制度が変わったとしても、ついてしまった学力差はいかんともしがたい。

経済は3年程度では回復しないでしょう。それに文句を言っても仕方ないので、個々で対応しなければなりません。
どこで働くのかということです。現在、ツイッターで交流がある方の学力を念頭におきますと、海外での勤務も十分視野に入ってくると思います。
出張や転勤で海外というのではないのです。いきなり、海外といっているのです。興味のある方は情報意を自ら探してみて下さい。

頑張ってください。

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滝川 沙希
できればサポートお願いします。法律学の勉強の苦痛から少しでも皆様が解放されるように活動しています! 新規六法の購入費用に充てていきます(笑)