民法の改正個所を念入りに勉強する
滝川沙希です。
改正民法の改正個所が出題されるという予想をお伝えします。
改正民法ってなんだっけ?
2020年(令和2年)4月1日から施行される改正民法ですが、今年度の行政書士試験から出題対象となります(昨年までは改正前民法で出題)。
これまでも、私の記事は、テキストの購入をする際などの注意点として、改正民法には注意を喚起してきました。
なぜ、改正、改正とうるさいのか
そりゃもう、改正民法が出題される基本になるからです。しかも民法は制定されてから120年手つかずだったわけで、出題者からは知識を聞いてみたくなるのも、むべなるかなです。
過去には、行政手続法が制定された翌年は、国家公務員Ⅱ種試験(現在の一般職)の行政法の科目の中で、やたらな数の出題数だったようです(手元に資料はないですが)。
勉強法
改正個所の勉強法ですが、コロナウイルスの影響で、地道に大学で受講するという手法がとれなくなっています。通常のテキストで勉強するほかはありません。
おそらくですが、大学の先生方の中には教え方が上手でない方もいるでしょう。楽単に走るのも結構ですが、長い目で見ると上手な先生から教わるほうが早いかもしれません。
大学に行っていない等で、行政書士の受験歴が長い方は要注意であることも、これまで述べてきました。
以下のサイト・図書は、改正民法を学ぶためのものですが、いきなり改正民法を勉強する方にも有益です。
●辰巳法律研究所 「民法(債権法)改正の概要」
http://www.tatsumi.co.jp/shin/tokusetu/kaiseiminpou/
→司法試験だけでなく、行政書士試験の過去問につき、改正民法で正誤が変わるか検証している。
●法務省民事局の資料「民法の一部を改正する法律(債権法改正)について」
民法(債権関係)の改正に関する説明資料
-主な改正事項-
http://www.moj.go.jp/MINJI/minji06_001070000.html
→改正法の立案担当省が示した資料。現時点での有権的解釈になる。
◆『3時間でわかる 図解 民法改正』熊谷則一 日本経済新聞出版社2017年
→私が使用した図書。とある改正民法の説明会に参加する前に慌てて購入した。図解だということ、比較的早い段階で出版されたものであることから。
◇模試の資料
模試で出題されるはずです。出題確率が高いところを教えてもらえる利点がありますが、時期的にちょっと遅い気もします。
まとめ
どこか出題されるかはわかりませんが、高確率で出題されるのが、改正民法です。