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法学×語学×α×β・・・

滝川沙希です。前回と同じテーマで私自身が書くとこうなります。
前回紹介した本を執筆した皆さんの筆力が、いかに素晴らしいかが分かります。
あれが、プロの仕事です

今回は、人生を失敗しかけている素人による駄文です。しかも長い(笑)

行政書士試験を手掛かりにプロフェッションへ

私は飽くことなく皆さんに行政書士試験をお勧めし続けています。
その理由はこれまでもお伝えしてきました。
①比較的手が届く資格であること、
②学部一年生が4月から勉強して合格する可能性が十分にあること、
③早期に受験しておくことが一般教養の知識が頭に残っている点で有利になること、
④法学を一通り学んでおくことで単位が取りやすくなり大学生活が楽になること等・・・。

少なくとも私の脳内では、受験しない選択肢はないのです。
「興味がない?」どうして法学部に進学したのでしょうか。皆さんが法学部を選んだ理由は?https://note.com/takisaki/n/nbc1f0d738788
ハッキリしない方は、転部の検討をお勧めします。合格することで自尊心は満足したはずです。
なお、仮に国際法を勉強したい方でも、取得しておくべきだと思います。

プロセスなんでね、これは

弁護士でもないのに無駄だよ?
https://note.com/takisaki/n/nf7d655e331b3

でもお伝えしたように、行政書士試験はひとつの過程です。それで開業しようがしまいが、それは本質ではありません。多くの人は、与えられた環境の才能で、生き抜くしかありませんが、行政書士試験の合格は、そのための武器になりえると思っています。登録するかしないかは別次元の話です。

さて、この武器を待たないと、一体どうなるのでしょうか。結論を先出しすると、すでに単なる学部卒では、シューカツを上手く乗り越えることが難しくなっています。素手で対応するのがきつい、これです。

大学進学率

まず、大学進学率を確認しましょう。ご存知のように大卒は珍しくありませんね。現在大学への進学率は、全国平均でおおむね55%程度、都内だと70%程度となっています。
たとえば→http://eic.obunsha.co.jp/pdf/educational_info/2019/0909_1.pdf

背景には年少者の人口が減少してきているのに、大学の定員を減らさなかった、それだけです。このことの是非や、皆さん個々人が優秀であるかどうかは、論じません(上記大卒のなかに芸大や体育大学が入っているところ、経営的に厳しい大学があるところも論じません)。

事実は、皆さんが過去例を見ない大卒同士で限られたポストを奪い合う環境にいるということではないでしょうか。

何もしないままでは、もっとも競争の激しいプールでもがくことになります。そのプールで血みどろの競争をするよりも、別のプールに移動したほうがよいと思います。

そのためには知識を得ていることを公に証明するのが手早いでしょう。

先輩の嫉妬

大学の学部の卒業証書は、皆さんの18歳までの努力にもかかわらず、シューカツの場面では、あまり評価されないかもしれません。

シューカツでは、企業側のリクルーターは、自己の社会人としての経験を、過剰に濃密で貴重なものであると強調します。その反面で大学の卒業資格を(やんわり)否定するでしょう。それは、そうしないと自らのプライドが保てないからです。

新卒一括採用で、何の専門性もない仕事を、深夜まで延々と要求され、濃密な社内関係の中で顔を売ることが第一となっています。
日本の会社では、「明治はもちろん戦前ですら年功序列や終身雇用の働き方はほとんどありませんでした」(橘玲『働き方2.0 VS 4.0』p.128 PHP)が、先輩方は働いている間にそうした初歩的な事実さえ忘れてしますのでしょう。

そうして「置かれた場所で枯れていく」(前掲)のです。

プライドしか残っていない先輩を皆様はどうみるか。「あの道は通りたくないよね」が普通の感覚でしょう。でも、手元に「武器がない」状態でシューカツする頃には、もう3年生、4年生となっており、あまり選択肢はありません。武器を拾うために与えられた時間がないからです。

外国語は石にかじりついてでも

学生時代外国語を勉強しないとします。単位を揃えるだけでやり過ごすとします。そうすると、おそらく卒業するころには紙の英語辞書の検索方法さえままならない(引き方さえ分からなくなる)ことになります。

大学の共通テストが新聞に掲載されているのを目撃したとしても、気が付かなフリをするだけでしょう。AI翻訳があるから構わないという方もいるでしょう。しかし、私は数年後の皆さんのシューカツの話をしています。迷わず英検を受検しましょう。TOIECが好きならそれはそれでよいでしょう。しかし、公式認定証の再発行は試験日から2年以内までのようですから、紛失しないようにしましょう。特に、専門課程でキャンパスが異なる場合は、要注意です。

英語だけでなく、スペイン語(豊富な話し手数)、フランス語(いまだにICJの公用語)、ドイツ語(EUでの通用語)、中国語(東アジアでの影響力の強さ)など、いくつかありますが、好きであれば少数民族の言語であっても私は構わないと思います。

狙いは、皆さんの希少価値です。いま、「英語 × 法学」まできました。先ほどの、血で血を洗うプールの隣りまで逃げてこられた感じです。

さらに、英語を英検1級にしたり、法学を司法試験合格にしたりしてもよいでしょう。

さらに 「 α 」をかけて、さらに貴重な人材になる道もあります。ここまでくると、ライバルは減ったと思います。

まとめ

勉強してシューカツを楽に。


× α

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滝川 沙希
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