行政書士試験合格のためには むやみにテキストを購入しない(その2)
滝川沙希です。
今回も、試験合格のためにテキスト購入を我慢すべきだということをお伝えします。
過去問集、六法、テキスト。もうちょっと何かない?
行政書士試験に必要なものは、これらに加えるものがあるとしても「紙上模試」くらいです。原則として他にはありません。
勉強は、過去問を解き、分からないところを確認する作業を、何度も繰りかえせば、試験日はすぐそこです。
また、基本的に過去問集は、解説が丁寧なもの多い。行政書士試験用に販売されている過去問集を手に取ってみて下さい。その中からご自身にあうものを選べばよいでしょう。
試験合格のための知識、情報としては、もうそれで十分なはずなのです。
頭をほぐし、受験生目線で解説してもらう本
それでも、受験が長期化してしまい、苦戦していらっしゃる方もいるかもしれません。その原因は情報量が不足しているのではなく、緊張して頭が固くなってしまっているからかもしれません。
そんな方には、『行政書士書士ウラ技合格法』(成美堂出版)の一読をお勧めします。
表題に書いてあるほど裏技が記載されてるわけではありませんが、妙にまじめになってしまった受験生の解毒剤になってくれるかもしれません。この本は、毎年出版されているようです。
また、過去問は勉強しているのに、何度も同じところで引っかかってしまうという方もいらっしゃるかもしれません。そうした方は、一度落ち着いて選択肢の作られ方に目を向けてはどうでしょう。
出題者がどのようにして受験生を惑わすのか。解くためのスキルを言語化したものとして、
『うかる行政書士 民法・行政法解法スキル完全マスター』(日本経済新聞出版社)があります。
「問題が解ける人の頭の中は、一体どうなっているのだろう」(はしがき)ということで執筆されています。
こちらの本は、2017年に出版されています。毎年出版ではありません。民法改正に未対応で、残念ながら現在では怖くて利用しずらいです。
それでも、行政法の部分は一読に値します。改訂版が出版されると良いのですが。
結局いろいろいるんじゃない?
「他にはいらない」とか言いながら、滝川は本の紹介なのか?といぶかしむ方もいるでしょう。
しかしこれらの本は、実体は過去問の解説なのです。過去問セレクションなのです。その意味では、過去問集に含まれるといってよいでしょう。
まとめ
図書を購入したからと言って、合格が早まるわけではありません。