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J1第11節 vsコンサドーレ札幌

1-1 ヒーローになれなくて

悔しい引き分け。といっても内容的には今季の11試合の中でも悪かったと思う。前半の立ち上がり、後半の交代後は良かったが、試合を通してなかなかやりたいように出来なかった。負けなかっただけよかったという見方もできる。だが決定機も多くあったので、勝てたといえば勝てたとも。

カピシャーバの負傷により注目された左WGは有力視された為田ではなく、クルークスだった。右はいつも通りルーカス。どちらかというと右にクルークス、左にルーカスのほうがよかったのては、とも思うが結果論だろう。
名古屋に初黒星、横浜FMに引き分け、それでも運良く首位に返り咲いたセレッソは、レオセアラが5試合連続得点と気を吐くものの、失点が増え、得点が減り、やや手詰まり感が出ていた。得点という意味ではレオセアラ頼みの中で、数字を残せるヒーローの登場が待たれた。
コンサは前節終わり時点で最下位。セレッソは首位だったので、首位対最下位という構図だったが、今季は順位がほぼ関係ない超混戦状態。そして、セレッソはなぜかコンサが苦手(苦手多いな…)。小菊さんも、難しい試合になる、デュエルが大事と語っていた。
そんなコメント通り、珍しく強い当たりでファウルをもらいがちなセレッソ。現地観戦だったのでよく分からなかったが、なんとなくファウルの判定が厳しく、そのファウルの積み重ねも波に乗れなかった一因になったと思う。
この試合、前節からスタメンが変わり、おっくんの相方は香川ではなく柴山、左にクルークス。そして、古巣対決のアチョ(田中駿汰)にルーカス。
いずれもヒーローになってやろうという強い思いを感じた。逆にそれが空回り、歯車が合わずに試合を難しくしたような印象もあった。前節の香川のパフォーマンスをみると、柴山がよいかなと思ったが、柴山は柴山でゴールを決めきれず、チャンスメイクも果たせない。この辺、なかなか難しい。
後半に入り、柴山、おっくん、クルークスを一気に香川、北野、為田に変えたが、特にクルークスは悔しそうにしていた。不完全燃焼だろう。
また、ルーカスもチャンスを2つ決めきれず、PK奪取もあったが、試合を決定づけることができなかった。ポジション争い苛烈な香川も北野くんも(おっくんが調子が出ない中で、もしかしたら香川北野コンビはいいかも、と思ったけど)。
みんなあと少しのところで、ヒーローになるチャンスを逃し、レオだけ得点を積み重ね、試合は引き分けに終わった。

チームが波に乗るためにはヒーローが必要だ。
今節引き分けて、勝利を手にした町田、神戸に抜かれたが、再び首位に立ち、そして突き抜けるためには勝ちを重ねるしかない。
そのためには、課題であるレオセアラ頼みを打破するヒーローが必要。レオがこのまま毎試合点をとり続けてくれたとしても、レオのマークを緩め、追加点を奪えるヒーローが出てきてほしい。
そのヒーローを今日は見たかったが。
次節はついに大阪ダービー。
きっと、必ずヒーローが生まれるはずだ。
初めてのパナスタでの大阪ダービーへの参戦(ちょっとこわい)。ゴールデンウイーク3戦の熱い締めくくりを期待したい。

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