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長崎出張 湾を望む
大事なプレゼンに備え、前日入り。
打合せを終えて、会社の先輩とふたりで長崎港の長崎出島ワーフの居酒屋へ。早い時間から大家族のお客や外国人のお客がマグロのステーキやイカの刺身に舌鼓を打つ。
先輩の背後、波止場には体長1mは優にあるサギのような海鳥がこちらジッと見ている。やがて、テラス席の客たちが遊び半分で魚の一部を放り投げる。しばらくして、さっと海鳥がそれをさらっていく。
神戸よりも山と海が近い。斜面地にはほんとうに土地がなかったのだろう大きな建造物すら爪先立ちで建っている。いつの間にか夜の帳が下り、山手に灯りが咲いていく。
ずいぶんと遠くまで来たなぁ。
ただただ美しい夜だった。