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たこたこあがれ

子どもたちと凧揚げをたまにする。
近くの下水処理場の上にある公園が最適だ。人も少ないし、電線もないし、風も吹いている。
台風一過の先週の土曜日にも凧揚げをした。風が強く、助走しなくても、勝手に凧が空高く揚がり、すぐに飛行機のように小さくなった。風に煽られて、音が鳴るのも飛行機のようだ。少しだけ残った雲をかき消さんとぶんぶん回っていた。
凧揚げが好きだ。子どもたちも好きみたいだが、僕自身も結構好きだ。正月にする遊びという特殊な立ち位置に追いやられているが、もっとみんな普段からやっていいと思う。とても気持ちいい。風を感じ、空を感じる。そのまま凧に連れて行かれて、おさるのジョージみたいに飛んでいってしまいたくなる。(ジョージじゃないと大怪我しそうだが)
昔の人は凧を揚げながら、どんなことを感じたろう。どんな夢を見ただろう。どれもきっと今の僕たちと大差ないと思う。凧と風と空はほとんど何も変わっていないのだから。

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