Ｊ１第10節　vs横浜Fマリノス

2-2　レオセアラ頼み

悔しい引き分け。
なぜか相性のいいマリノスで、ACLから中２日という強行日程。セレッソは前節初黒星。とにかく連敗は避ける。ここで勝ち、今季の違いを見せつけたい。強い思いで挑んだ。
ところが笛がなると、マリノスの強度の高さにどちらかというとセレッソがタジタジという展開。香川も復帰して、うまくボールを回し崩していくという思惑が、はじめはなかなか主導権の握れない怖さのあるシーンが続いた。
そして、何度めかのピンチでゴール前、舩木がうまくカットしたと安堵したのも束の間、一瞬の隙にボールを奪われ、セレサポ大好きな水沼に何度めかの恩返し弾を入れられる。
ちょっと怯んでしまうセレサポ＆選手たち（に見えた）。だが、今日はこちらにも古巣相手のエースがいる。ジンヒョンのロングキック一本で抜け出したレオセアラがひとりで持ち込み、PK獲得。PKを外したところを見たことないレオセアラ、だが狙いすましたシュートはわずかに左に外れる。レオが頭を抱えるシーンが多く、レオセアラ頼みのセレッソとしては不安がよぎる。
だが、今季のレオはレベルが違う。もう何試合レオがずっとMOMなんだろうという獅子奮迅の活躍。前線ハイプレスから香川がボールを奪い、アチョ、レオとボールが回り、素早くゴールマウスに流し込む。さすが上手い。色々あった前半終了間際にセレッソが追いついた。
おそらく強行日程で疲労もあるだろうマリノスは、前半勝負、そしてその通りに強いインテンシティで攻めてきた中で同点に追いついた。これはセレッソに流れが変わる！と思ったが、甘かった。マリノスさん、さすがアジアチャンピオン候補（頑張って）。個々の能力も高いし、ビルドアップは速くて正確だし、交代選手も上手い。
ということで、早めに交代カードを切ったマリノスに、コーナーキックのこぼれ球を押し込まれ、再びリードされる。セレッソは勝つためにはあと２点が要ることに。
この数試合すばらしい活躍を見せるルーカスがきっとやってくれると思った矢先、フリーキックで素晴らしいボールを入れ、それを絵に描いたようなかっこいいヘディングでレオがシュート。セレッソはまたもや追いついた。
そして、選手交代でギアを上げていきたいところ。ブエノ、為田、山田と前線を変えていくが、なかなかそれがうまくハマらない。今季好調なセレッソは得点源が完全にレオ頼み。課題はIHでもWGでも誰でもいいから得点を決めてくれるセカンド、サードの存在が出てくるところ。今のところ柴山、ブエノ、山田に期待したいが、それがなかなか。特にブエノは守備強度が低くてプレーもまだ馴染んでいない。能力は高いと期待して辛抱して馴れさせるしかないか。。。柴山、山田がんばってくれ。
ということで、今回は交代選手が試合を決められず、レオ頼みで終了。PK決めてたら、ハットトリックで勝ってたんやけどー。もうこれ以上レオに要求はできないくらい頭上がらない活躍。
セレッソはよく追いついた！という面もある。だが、今後さらに強くなるためには、今日のスタメンを脅かす選手たちに出てきてほしい。平野、キヨ、待ってるぞ。

町田、神戸が負けて、今日は頭一つ出たかったが、マリノスの強さを考えると引き分けも悪くない結果。明日の広島の試合を前に、暫定で再び首位に立った。広島、お休みしてくれー。