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クライストチャーチ①バイクフレンドリー

クライストチャーチ視察を振り返る。
空港に着いて、見つけたのは自転車の修理をするための工具がぶら下がったコーナー。空気入れだけじゃなく、本格的な修理もできそうな工具が7種類くらいか。なお、使い方を示す動画に飛ぶQRコードもご丁寧に貼付されている。

自転車工具のエリア(クライストチャーチ空港)


自転車が世界一多いといっても過言ではない大阪から来た身としては、クライストチャーチは特段自転車乗りが多いわけではない。むしろ、電動キックボードを使っている人をよく見かける。この辺りは政策と現実に少し乖離があるのかもしれない。
ただ街なかには至るところに自転車を駐めるための輪っかが設置されている。ママチャリがほぼ普及しておらず、スポーツバイクばかりでみなスタンドが付いていないから、ここに引っ付けて、チェーンの鍵で駐める。なので、日本のように大量の自転車は捌けないが、デザインはスッキリしている。

駐輪場の輪っか

ちなみに、街なかには羨ましいほどベンチが大量にある。公園や川沿いにもあるが、そのベンチのそばにもさり気なくこの輪っかがあったりする。
また、電車がほぼないので、バスが公共交通の足となっているが、バスも自転車のまま乗れる。バスの車体の前にラックが付いていて、そこに自転車を置くスタイル。バスセンターにはその置き方のリーフレットが用意されていた。

バスの前面に自転車ラック

もちろん自転車レーンもしっかり整備されている。通勤通学に自転車を使っている人はけっこう多そうだが、ここまで自転車ユーザーに優しい、バイクフレンドリーな街なのだから、もっと自転車が普及してほしいと思ってしまった。いや、大阪みたいに増えてしまうとそれはそれで問題が出るかな。

自転車ユーザーはガチ勢という感じ

ちなみに、自転車レーン。交差点やカーブのところだけ、センターラインが引いてある。賢い。
最も環境に優しい乗り物といっても過言ではない自転車。震災復興でまだ電気などが復旧していないときか、NPO Gap Fillerが自転車を漕いで電力をつくり、屋外でみんなで映画を観るというイベントをやっていた(クエイクシティで展示されている)。電力が落ちてくると、観客らが自転車の漕ぎ手を煽るらしいが、そういったファニーなイベントにも活躍する自転車、もっとみんなに乗ってもらうためにも、さすべぇを売りに行こうかな。

自転車を漕いで映画を上映する装置

あ、でも傘自体ささない人たちだから、それも不要かな。

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