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やる気を超えた、「その気」の力


やる気が起きない・・・

どうすれば、

「やる気」が起きるのか?

「やる気」さえ起こせれば、
絶対できるはずなのに・・・


多くの人は、やれるかやらないかを

「やる気」という起爆剤を
頼りにしてしまいます。

ですが、

「やる気」がでないというのは、それを
「やらないことの言い訳」にしているにすぎない。

「やる気」というのは、
それがあるから行動できるのではなくて、

行動しないことの言い訳として、
「やる気」を持ち出しているだけの話なのです。

どうでしょうか?

「やる気」がほしい・・・・

と思ってはいませんか?

やる気というのは、じつは
行動できない人が創り上げたおまじないに過ぎないのです。

とはいえ、「やる気なんてものは幻想だ」
とはいいません。

やる気は幻想でもなければ、じつは、
おまじないでもありません。

やる気は誰にでも必ず起きます。
ただ、ちょっと勘違いしているだけなのです。

やる気があるから行動できるのではなくて、
行動するからやる気が起きるのです。

やる気に頼らないで、とにかく
「すぐにやる」ことの方が優先なのですね。


・・・と、
このくらいのことは誰もが認識していることでしょう。

しかし、すぐに行動し、「やる気」になったとしても、
どこか不安な気持ちが心の中で潜んではいないでしょうか?

何かをやり遂げたいと思ったとき、
「やる気」が起きたとしても、
すぐにそのやる気は冷めてしまうことが多い。

それは、

「その気」になりきれていないからです。

「その気になれば空だって飛べる」というのを
聞いたことがあると思います。

その気になっている人は、
すでに、やる気を必要としていません。

やるという気力がなくても、
「やる」ことしか考えていないのです。

「その気」になれるというのは、
行動する上である種、最強ともいえます。


だけど、人間「その気」には
そう簡単にはなれないもの。

なぜなら、

「成功体験」が少ないからです。

過去の体験データから「こんなこと無理だ」とか
「できるわけない」といった結論を
瞬時に出してしまいます。

つまり、やり遂げた、という体験が少ないと
「やっぱり無理かも」と「その気」になりづらいのです。

「その気」というのは、確信が必要なのです。

過去の成功体験はまぎれもなく強力な「確信」となる。

ですから、
過去に成功体験が多くある人ほど自信が持てますし、
失敗体験が多いとどうしても弱気になってしまう。

なので、一瞬で「その気」になれる人は、
成功体験という確信があるからです。

では、成功体験がほとんどない人が
「その気」になるにはどうすればいいのでしょうか。

その気になれるまで、
小さな「達成体験」を積み上げるしかないのです。

成功ではなくて、達成。

たとえ、小さなことでも決めたことは
必ずやり遂げるを積み上げることです。

そうすれば、その達成体験が、
「もしかすると」の思考に変わり始め、
気が付けば「その気」になっているはずです。

よくある話に、
「自分は必ずできるんだ!」と言い聞かせ、
内心信じられなくてもプラス思考でいこう。

というのがあります。

「できる!できる!」と何度も脳にインプットさせれば、
マイナスの思考はやがてプラスの感情になるというものです。

ですが、どうでしょうか?

それで本当に、
「その気」になれただろうか?

強制的にマイナス思考をプラス思考に変換させ、
プラスの感情になれたとしても、その感情は、
「やる気」の感情ではないだろうか。

やる気というのは、やる事に自信が足りていないから
「やる気」を必要とするのであって、

確信を持った「その気」になれたわけではない。

じつは、
「プラス思考でいこう!」と思った時点で、
マイナス思考になっていることを
証明してしまっているのです。

今の自分の考え方が、マイナスの思考だから、
そこにはない「プラスの思考」を必要とするのです。

だから
「やる気」を起こさなくてはいけないのです。

プラス思考になろうと思った時点で、
知らず知らず否定的な感情になっているのです。

プラス思考でいたいという意識を裏切るように、
人の心はマイナス感情になっている。

自分がマイナス感情になっていることに
なかなか気づけないのです。

ですが、
「やる気をだしていこう!」とするのが
悪いのでありません。

ただ、

やる気を必要としている間は、まだ
「その気」にはなっていないということです。

「その気」になれば、
やる気というモチベーションがなくても、
ただ「やる」事しか考えていない状態です。

「やる気」さえあればいいのではなくて、
ほんの少しのやる気をもって、
「その気」になれるまで、とにかく、
達成体験を積み重ねることが大切なのです。


とにかく「やること」が最優先です。

わずかな半歩でもいい、やる気がなくても、
内心信じていなくても、

小さな達成体験を得ることが最も大切。

達成体験といっても、
完璧な100%でなくてもいい、

70%の未完成でいいのです。

「70%を100%続ける」ことが大切なのです。

70%の未完成を達成させ、
それを100%やり続ける。

そうすれば、
必ずあなたの中で確信がうまれ、

気づけば「その気」になっているはずです。

いるのは、やる気ではなくて、

その気力なのです。

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