瀧本の映画感想 第一回「レディ・プレイヤー1」

初めまして、瀧本といいます。観た映画の記録としてこの度noteで映画感想を書いていこうと思います。以後よろしくお願いします。

さて、記念すべき最初の映画はタイトルにあるけども・・・かの有名なスティーブン・スピルバーク監督の「レディ・プレイヤー1」です。もともとはアーネスト・クライン著の「ゲームウォーズ」というSF小説が原作なので気が向いたら読んでみてください(自分も今読んでいますが・・・

※以下、ネタバレを含みます

結果から言いますと最高にホラーショーでした(ホラーショーが分からない人は今すぐブラウザバックして他の映画記事でも読んだ方がいいです)。あらすじとしては、VR技術が発達した2045年の近未来が舞台で主人公パーシヴァルもといウェイド・ワッツという少年たちがVR世界「OASIS」でイースターエッグを探すという非常にシンプルな物語です。

話しが変わってしまって申し訳ないのですがみなさんはゲームをプレイしますか?RPG、FPSなど様々なジャンルのゲームがこの世界に存在していますね。私はカードゲームを中心的にやっており、据え置き型ゲーム機等でプレイするRPGなどはほとんどプレイしたことが無いんですよね・・・(別に嫌いとかではないですよ)。そのためか作中に出てくるイースターエッグがどんなものなのか、そもそもなんでそう呼ぶのかピンときませんでした。映画を観る前にググったり、ゲーム好きの友人に聞いてみて、簡単にまとめるとゲーム内に隠されているユーモアメッセージのことを指すそうです。名前の由来としては復活祭の際に隠されたイースターエッグを子供たちが探す遊ぶにちなんでいるそうです。

話しを映画を戻すとVR世界「OASIS」の創始者ジェームズ・ハリデーが遺言としてイースターエッグが隠されていることとそれを見つけたものは彼の遺産をすべて譲渡されることが全世界に配信されたのだ。イースターエッグを手に入れるためには三つの試練をクリアしそれぞれカギを手に入れる必要があり、最初主人公は一匹狼でその試練に挑むが試練を重ねるごとに仲間そして恋人を得ていくわけだが、やはり物語には敵がつきもので今作の敵は個人(この表現は怪しいけど)ではなく企業である。この企業はIOIといい人海戦略で試練をクリアしていこうとするのである。

まあ、前置きはこの辺にしておき(長くなってしまったね)、この作品を通して何を感じたか書いていこう。「OASIS」創始者ジェームズ・ハリデーは大の1980年代オタクで(原作者が一番の1980年代オタクなんだよね・・・)ありとあらゆる1980年代のゲームや映画がたびたび試練のヒントとなっているし、なによりも好きだったものを忘れず、死してなお多くの人々に1980年代の文化を触れさせている。

自分は作中に出てくる洋楽の「video killed the radio star」や「Take On Me」、映画の「シャイニング」は聞いたり観たことがあり、主人公や創始者に感情移入がしやすく自分もこのVRではないが「レディ・プレイヤー1」の世界に入った気になれる。2つ目の試練に出てきたキューブリック劇場「シャイニング」という文字列には好きだったものが多くの人に共感してもらえていた気分にすらさせられた(注意書きのすぐ下からもわかるとおりスタンリー・キューブリック作品が好きです)。好きなものは好きなままでいる大切さを教えてくれます。

温故知新という熟語があるように我々は新しきを知るには古きを学ばなけれはいけない。今があるのは多くの人々がありとあらゆる歴史を創り上げてきたおかげで、成り立っているわけでそれを我々は知らず次の歴史を作ることはできません。創作にはなにかと行き詰ってしまうことが少なくありません。新しいものを手に入れたり、創り上げたりする際には一度作中のパーシヴァル君のように後ろを向いてもうダッシュしたり、「ADVENTURE」という古いゲームをプレイしてみてはどうでしょうか。そしていつか自分たちも「ADVENTURE」のゲームデザイナーのウォレン・ロビネットのように自分が作ったことを誰かに知ってもらえるように・・・

初めてということも前置きやらなんやら長くなってしまったが最後まで読んでいただきありがとうございます。改めて思ったことを文字にすることは難しいですね・・・感想よりもあらすじが多くてなんとも言えない気分です。この記事を読んで「レディ・プレイヤー1」を観てくれる人が一人でも増えたらいいなと思います。それでは、またお会いしましょう。

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