34・ブレッド&バターの「あの頃のまま」
音楽の杜さんのところで ブレッド&バターの「あの頃のまま」を聴いた。
音楽の杜さんのところは宝箱のようで、あまりの情報量の多さに すっかり忘れてた音楽を思い出す。
私は大好きなローリング・ストーンズをnoteで書いたらもう書くことはないと思っていたのだが、noteで他の方の記事を読むと、好きだった音楽をいろいろ思い出して、まだまだ書くことがあると思うようになった。
「あの頃のまま」を聴くと、大学4年のころを思い出す。
長髪にしてた夫がとうとう髪を切って 就職活動を始めたのだ。
ユーミンの歌詞は、あの時代の雰囲気をよく表現しててすごいよなぁと
いつも思う。「サイモン&ガーファンクル」とか、「卒業」とかのワードも上手に入れてる。
あのころ ビートルズなどに感化された若者は髪を伸ばし、
大人のひんしゅくを買っていた。
夫の父親もご多分にもれず、長髪が大っ嫌いだった。
夫が寝ているとき、ハサミをもって夫の髪を切ろうとしたことも多々あったらしい。夫はもちろん起きて逃げる。
夫の実家は団地の2間で、そこに両親と男の兄弟5人が暮らしていたのだから、髪切り事件はてんやわんやだったと想像がつく。
そういうなか がんばって長髪にしてた夫が 就職のため髪を切った。
生活が大変な実家を考えると、就職しか道はなかった。
それ以来、ずっとがんばって働いてきた。
結婚後もよく働いてくれた。
途中 脱サラし自営業になったが、給料をくれなかったことは一度もない。
そして、とうとう5月で自営業をやめて 後片づけも済んだ。
長い間、ご苦労さま。
長い間働いてきたけど、気持ちは「あの頃のまま」の自由人でいたのではないだろうか。
娘からも
「お父さんは永遠の中学生 反抗期バリバリの」
と言われてるしね。
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