14・UFO&アーサー・C・クラーク
以前、早朝まだ暗いうちに、出かけたときがあった。
大きな道路に出たら、暗いなかライトをつけて多くの車が流れるように走っていて、
SF作家のアーサー・C・クラークの「太陽系最後の日(原題・救援隊)」を思い出した。
地球の滅亡が近づき、進んだ文明を持った宇宙人が救援にくるのだが、
その救援隊の見たものは、何千という光の束の大規模な宇宙船団だった。
地球人は、一番近い恒星に到着するまで何世紀もかかるにもかかわらず、何世代もあとの子孫が到達するのに望みをかけて宇宙に乗り出したのだった。
光の車の流れが、その宇宙船団を思わせたのだ。
アーサー・C・クラークの「前哨」もいい。
映画「2001年宇宙の旅」の原案として有名な「前哨」。
映画より全然いい。
コミカルなのは「親善使節」。宇宙人との遭遇が面白おかしく語られる。
宇宙人に会うのはムリだとわかっていても、これらのSFは心をときめかせる。
米軍が発表した「UFOの映像」から、なつかしいSFを思い出した。