51・番外編・アフターマシな息子たち~不良の同窓会~R・Stones Street Fighting Man
*アフターにマシになったのは息子だけじゃなかった!
タタオ「オレたちと遊んでたヤツが、消防士になってさ」
私「へぇ~。消防士になりたかったの?」
タタオ「遊んだあと、そう思ったらしい。
それで、夜間大学入って卒業してさ。今、消防士やってる。
『今や、公務員だよ!』って言ってるよ」
さらに、別の遊び仲間。
金を稼げる仕事ばっかりやっていたのが、ふと 人生考え直し 転職。
自分についてくる子たちと、掃除会社を始めたそうだ。
ガンガン稼いでたのが、今や、収入大幅ダウン。
家賃を払う生活はムリになって 実家暮らし。
それでも、自分のやりたいことをやる。
さすが、さんざん遊んだ仲間たち ふっきれてます!!
タタオの昔の仲間が、久しぶりに集まった。
街なかや現場でセッセと人生を学んだ、
いわば、青空不良学校の同窓会?!
海外でスノボのインストラクターをしてる子が帰ってきたので、めずらしく全員そろったらしい。
彼、冬場は北半球(カナダとか)夏場は南半球(オーストラリアとか)、雪のあるところを移動している。
派手に遊び回ってた子たちだから、パワフルには違いないのだが、
あのころ将来どうなるかサッパリわからなかった子たちも、
今や、それぞれにがんばって働いてる。
ふつうにやってる子もいれば、仕事で成功してお金を手にした子達もいる。
みんなが集まった店の駐車場には、いい車がズラリ。
(でもアブナイ系のお仕事の方はいないらしい)
タタオ「でも、どんなに金持ってるヤツがいても、ワリカンで安居酒屋!」
おごりは受け付けません!!
タタオ「遊びでちょっとした賭けをしても、金のあるヤツは金を賭けてもおもしろくないから、負けると、テキーラ一口!」
そうやって、お金のあるなしに関係ない友達関係は、貴重だね♪
私「飲むのに、車はどうしたの?」
タタオ「金のあるヤツは、運転代行たのんだり、ホテルに泊まるとかだよ。
オレなんて、行きはバスで 帰りはタクシーなのに!!
タクシーだってあいのりだよ!!!」
ストリートがみんなの学校だった。