43・イージーライダーバイクのその後は~真実は思いもかけないところから
息子たちが 友達の誕生祝いにオカマバーにくり出して 大騒ぎしたときのこと。
息子「いや~びっくりした。オカマの店員が
『先輩! オレ先輩のバイクチームにいました』だって。
そいつ女になってた」
私、面白がって「男だったときと違ってた?」
息子「わっかんないよ。オレ、そいつ知らねーもん」
私「えっ?同じチームじゃなかったの?」
息子「同じったって、オレは前走ってるし、後ろのやつらなんていっぱいいるから、誰がいるかわかんね~よ」
えっ? アンタ、五、六人で走ってたんじゃなかったの?
いったい、アンタ何してたの?
それにしても、私 何で五、六人で走ってたって思い込んでたんだろ?
知らぬが仏とはこのことである。
実は、娘が中学校で「アナタのお兄ちゃん、ボーソーゾクのアタマなんだって」と言われたと 心配して私に教えてくれたことがあった。
しかし私は、「ボーソーゾクは白いツナギなのに 息子は黒の革ジャンなので絶対違う」と、娘の心配を全く取り合わなかった。
確かに、先輩に言われて友達と2人でトップ走ってるとは言ってたが、五、六人のはずだし・・・
後で知ったのだが、白いツナギとは別に、黒の革ジャンのバイクチームというものがあって 乗ってるバイクの種類も違うらしい。
タタオは「めんどくさいことは言わず、『走りたいヤツはいっしょに走ろうぜ』ってノリだったらどんどん人がふえちゃって」
と言ってるが、くわしいことは今さら聞きたくない・・・