66・ローリング・ストーンズの記念日~Rip This Joinでバカ話
きょう7月12日は「ローリング・ストーンズの記念日」なのだそうだ。
初めて知った!
で、私も何か書こうとしたが、思い浮かばない。
とりあえず、この曲で、過去のバカ話でも。
今からウン十年前のこと、田舎の母から 朝 電話があった。
具合が悪いのですぐ来てほしいと言う。
母は父の介護をしながら二人で暮らしている。
私はあわてて新幹線に飛び乗った。
実家に着くと、何やら暗い雰囲気。
老夫婦二人の生活ってやっぱり大変なんだと思いながら、とりあえず三人で昼ごはんを食べた。
二人とも暗い・・・
異常なまでに暗い・・・
そんな雰囲気のなか、突然、父が思い詰めたように切り出した。
父「お前、ダンナを裏切ったことがあるか?」
私「えーーーっ!」
言うに事欠いて何てこと言い出すんだ!
私「天地神明にかけて一度もない!」
と、叫んだら、二人してあれ?という顔をする。
私がダンナを裏切ってないのが、なぜ「あれ?」なんだ!
聞けばタタオが昨日電話でそう言ったという。
私「ホントにタタオなの?
自分からタタオって言った?
お母さんが『タタオちゃん?』って聞いたんじゃないの?」
母「そーいえば・・・」
オレオレ詐欺の常套手段じゃないの!
母から電話の様子を聞き出すと
オレオレくん「僕、誰だかわかる?」
母「タタオちゃん?」
オレオレ「そうだよ。宝くじ当たったからおばあちゃんにお金送るから、
銀行の口座番号教えて」
(口座番号教えてもらってどうするんだ? 昔なのでオレオレ初心者?)
まさか教えたんじゃないでしょうね?!
母「おばあちゃん お金はいらないよ。
でもそのことお母さんに言ったの?」
オレオレ「お母さん不倫してるから そんなお金あげないんだ」
これには、うちの母、死ぬほどびっくり。
(ちょうど、周りでそんなことがあったばかりだったので、うちの娘も?と思ったらしい)
お金で引っかからずに、そんなとこで引っかかったのか・・・
私「おかしいと思わなかったの? ええ?」
母「だって、おばあちゃん大好きって言うんだもん」
(「その時点でオレじゃねぇよ」とタタオ。
思春期の男の子は、こんなセリフ言わないって、オレオレ詐欺以外は)
私の話を聞いて、ようやくだまされたと気づいた両親。
疑いが晴れたら、一気に明るい家庭になった。
疑われた私は面白くないが、年取った両親を放っておいたのかもと、心が痛んだ。もっと、マメに、親とコミュニケーション取らなくちゃと、反省。
明るくなった実家に一安心して、家に帰って家族に報告すると
全員大爆笑。(みんなの大騒ぎに犬のラッキーまでワンワンと加わる)
最後にキキコが一言、
「全くおじいちゃんもおばあちゃんも こんな三段腹の中年のおばさん(私のこと)を相手にする男がいると思うなんて、親バカにもほどがある!」