44・サッカーのプロ?
タタオは、サッカーとフットサルをやっていた。
フットサルチームは、街の飲み友達が集まり結成したのだが、
それぞれ別のサッカーチームでトップクラスの実力者。
うまいやつらが集まってフットサルチームを作れば
当たり前のように連戦連勝。
あちこちの大会に出かけては、優勝してきてた。
ふだんは所属チームで頑張り、たまに集合しては最強チームで大暴れ。
まるでサッカー日本代表のようである。
父親からは「お前、毎日サッカーに行って大変だな。まっ、タタオはプロだもんな」などとからかわれていたのだが
そのうち、タタオはフットサル場でバイトを始めた。
サッカーを教えたり、混ざっていっしょにやったり、普段のサッカーと変わりないバイトである。
連日、サッカー着でバイトに出かけるタタオに
父親「お前 本当のプロじゃん。サッカーやってお金もらってくるんだから」
タタオ「まーね。でも、日本代表には選ばれなかったよ」
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