42・シルヴィ・バルタンの歌にのせて~未成年の孫にタバコワンカートンって?!
実は、私はnoteで たわいのない出来事や 自然や 花や 料理や 加齢によるもろもろなどを書くつもりだった。
どうせ誰も見ないから、日記のように気楽に書くつもりだった。
ところが、ローリング・ストーンズのことを書いたら、コメントをいただき、noteで思いがけず音楽の交流ができるようになった。
私にとっては、うれしい誤算である。世代を超えて音楽でつながれるという思いもかけない楽しみができた。
自分と同じ音楽が好きというのもうれしいし、他の方のnoteでなつかしい音楽を味わったり、知らなかったいい曲もたくさん教えてもらってる。
まさか、この歳で こんな心ウキウキの時間が持てるとは!!
し・か・し
他の方のnoteを見る分にはいいのだが、自分のをどうしよう。
音楽の解説だったら他の方のほうが断然すばらしいし、
交流のある人はほとんど私より若く、年取ったらいろいろ衰えてとか書いても何だし、音楽以外の共通点もあまりない。
書くことがないので、私の好きな曲に乗せて過去ネタを書くしかないか・・言い訳が長くなったが、そんなものでも書こうかと思ってる。つまらない方はどうぞ、スルーしてくださいね。
シルヴィ・バルタンの歌を聴いた時、何て雰囲気のある 歌のうまい人なんだろうと思った。夫はこの「アイドルを探せ」の映画を見に行ったら、シルヴィ・バルタンが主役じゃなく、ただ映画の中でこの歌を歌うだけだったと言ってる。
娘が中学生のころ、
「このごろ、みんなでコンビニの裏にいるんだ」と言ってた。
「へぇ、そう」と聞き流してたが、ある日、犬のラッキーの散歩の時間になっても帰ってこない。子供が中学のとき ラッキーの朝の散歩は兄のタタオ、夕方は妹のキキコだった。(朝、タタオはあっという間に散歩から帰ってきてたが)
あそこだなとピンときて、犬のラッキーを連れてコンビニの裏に行った。
そこではまさに、キキコがタバコを手に持ち一服しようとしているところだった。そのときのキキコの、まさに鳩が豆鉄砲食らったような顔。
今思いだしても笑える。
タバコを親に見つかって言葉も出ないキキコと周りの友達。
私は黙って、ラッキーとウンチ袋をキキコに渡して帰ってきた。
(帰り道、キキコの顔を思い出しては笑いが止まらなかった)
後で聞くと、タバコは止めるつもりで一週間禁煙してたのだが、
友達の「たまには一本吸ってみる?」の言葉で手を出したちょうどその瞬間、私が現われたらしい。友達に「今まで吸ってなかったのに、キキコってホント運が悪いね」と同情されたそうな。
そのあと、
キキコ「ねえ、お父さんに言った?」ってうるさく聞くから
私「言ったよ」と返事したら
キキコ「お父さん、すごく怒ってた? それとも もう私のことなんて知らないって言ってた?」
私「そのどっちでもないよ」
キキコ「えっ?」
私「お父さんは『どうせ、友達と遊びで手を出しただけだろ』って言ってた」
キキコの顔がパッと明るくなった。
「そーなんだよ。体に悪いし、あたし タバコは止めるつもりだからだいじょうぶ」
夫は、男の子は中学生になったらすべからく不良になると思っていた。
夫は男ばかり五人兄弟だったので、女の子のことはわからなかったが、
中学になったら、好奇心で友達といろいろやることは想像がついたらしい。で、キキコは父親にわかってもらえた安心から、好奇心を満たすべくいろいろやったがそこまで悪くなるつもりはなかった。
というわけで、めでたく禁煙の高校生活だったのだが、二十歳近くなり、ちょっと吸いたくなったらしい。
「でもこの一箱で止めるから」と言っていたのだが、キキコの部屋に行くとまたタバコがある。
私「キキコ、タバコ止めるって言ってなかったっけ?」
キキコ「実はね」
「きのう、ばーちゃんが『キキちゃん、ばーちゃん買い物に行くけど何か欲しいものある?』って聞くから 『タバコ一箱』って頼んだら
『おかあさんにはないしょだよ』ってタバコワンカートン買ってきてくれたんだよ」(遊びに来てた義母はタバコ好き)
「せっかくだから、これ吸い終わったら禁煙しようと思って」
どこの世界に未成年の孫にタバコワンカートン買うばーちゃんがいるよ?!
PS・ キキコ談「友達とのたまり場を親に教えるなんて、ホント私はバカだった」