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study | 海流
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回っている海流 | それぞれの大洋を
波は風がおこしたもの。
風が吹くと、その力で海面にさざ波が起こる。そしてだんだんと大きくなって打ち寄せてくる。海岸に風が吹いていなくても、波は寄せてくることはある。それは波には遠くまで伝わる性質があるから。
広い海のどこかでは、必ず風が吹いてる。
沖で起こった波の水面下では、はじめ円をかくような回転運動がおこり、海底が浅くなる海岸の底に波があたると、水は崩れて、そうして、てっぺんは崩れ落ち、白い波が立つ。
沖の風がさざ波を呼び、さらに風が強まると、水面がギザギザになっていく。これを「風浪」という。風浪は大きくなりながら、ギザギザはまるくなって「うねり」となる。
水深が浅くなる海岸では、波の形が変わる。うねりが大きいまま浜に近づいて、全体が急にくだけるのが巻波。
波の頂上が前へ、転がるように崩れる波を、崩れ波という。
波の頂上が白く砕ける波は、白波とも呼ばれ、風の強いときに沖でも見られる。