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長男がねるねるねるねを食べられ、激怒した話

今朝もパンツ姿で
「おしり〜おしり〜」とおしりを振りながらご機嫌な長男。
もういつ怪我したのかさえ忘れたひざの擦り傷に、今朝になって3枚も絆創膏を貼りだした長男。
「ほらみて、さんこはってますよ〜さんこビーム!ビリビリ〜」
…今日も絶好調です。

そんな、普段はお調子者で温厚な長男が、長女にねるねるねるねを食べられて、キレたお話です。

その日は週末で、じぃじばぁばの家にお泊まりに来ていました。
スーパーに連れて行ってもらい、好きなものを一つずつ買ってもらいました。
長女はここぞとばかりに、普段買ってもらえないすみっコぐらしの入浴剤。(最近の入浴剤の相場を知らなかったばぁば、後でレシートを見て愕然)
長男は安定のねるねるねるね。
ここで変に欲を出さないところが長男らしくて良いところ。

超偏食な子供たち、お泊まりの日もあーだこーだと文句を言いなかなかごはんを食べないのです。
はじめは何が良いかな〜といろいろと考えてくれていましたが、諦めた祖父母は、長女の好物海老マヨおにぎりと、長男の好物コロッケを購入。
もう、食べてくれれば何でもいいのです。

好きな物を買ってもらい、二人とも満足して帰宅。
じぃじばぁばの家では、普段見られないからかYouTubeに釘付けです。

特に長女は最近ハマっている、ちろぴのやぽっぴんずのゲーム動画や妖怪系の動画をいったり来たりしながら、ものすごい集中力で見入っています。
(基本口が空いている、話しかけても気が付かない)

長男は少しすると飽きてきて、
「ばぁば、しょうぶしようぜ」
「つかまえてみーや!べろべろべ〜」
「ひっさつ!ぜっとわざ!」
と、ばぁばに勝負をけしかけ、みるみるばぁばの体力ゲージを減らしていきます。

お風呂の時間、じぃじと入浴する長男は脱衣所で、先程ねぇねが買ってもらった入浴剤を発見。
「にゅうよくざいだ〜」
と手に取りますが、
「それはねぇねのだからだめだよ〜」
とじぃじに言われます。
そしてすぐに、そうだった!これはねぇねのだ、手を出したらやばい!と悟ります。

しかし、時すでに遅し。
その会話を聞いていた長女。
「それわたしの!ゆーくんさわったらだめよ!!ゆーくんはねるねる買ったでしょ!!」
と怒りながらまくし立てます。

…しゅん。とする長男。
分かってたのに。そこまで言わんでも。

「ゆーくんはわかっとるけん、大丈夫よ。さ、お風呂はいろ〜」
とじぃじがフォロー。
気を取り直してお風呂へ入ります。

お風呂から上がって、先程買ってもらったねるねるねるねをちびちびと楽しみながら食べていた長男。
そこへ、お風呂から上がったねぇねがやってきます。

「一口ちょうだい。」
「いいよ。はい。」
優しい長男は、そう言ってスプーンを渡します。

まさか、ひとすくいがそこまで大きいとは思っていなかった長男。
ねぇねの大きな一口を見た瞬間 。

「そんなにたべたらだめぇぇぇえええええ!!!」

そう叫び、大号泣。
横で見ていたじぃじは何事かと驚き、当の長女も、えっ?そんなことで?と若干引きぎみ。

「まぁまぁ、まだあるよ」
「落ち着いて落ち着いて」
とじぃじがあたふたとなだめるも、

「なんでぇぇえ!!」
「これぼくのなのにぃ!みーちゃんはにゅうよくざいでしょ!!」

と、怒りが収まらない様子。

さっき僕に、入浴剤を触っただけなのにあんなに怒ったよね!?
なのに、僕のねるねるはそんなに食べるの!?

…といったところでしょうか。

2人の関係性は、長男が生まれた瞬間に決まりました。

長女にとって長男は『私からママを奪った人』でした。
弟の誕生は、当時3歳の、わたしを見て盛りの長女にものすごいジェラシーやライバル心を生まれさせたことでしょう。
そのため、6歳になった今でも長女は長男に対しての当たりが、ひじょ〜〜にキツイときがあります。多々。
(もともとの時々のぞかせるジャイアンな性格も相まって)
(長女が理不尽に強く当たっているのを目撃する度、長女にはやめてと言葉で伝え、長男にはフォローを入れる。)

そんなこんな日々の関係性もあり、ねるねるねるね一口ちょうだい事件が起こってしまったと、考察しています。

しかし、数分後には仲直りし、2人でタッグを組んでばぁばとプロレスごっこ。
こどもって、わからん。


日々耐えない争い

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