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石森プロにいた頃、2010年に自衛隊松島航空救難隊から(確か)50周年記念に「サイボーグ009」を使わせて欲しいというご希望がありました。
石森プロにいた頃、2010年に自衛隊松島航空救難隊から(確か)50周年記念に「サイボーグ009」を使わせて欲しいというご希望がありました。
https://x.com/takigawa_w/status/1788922261195596258?s=46&t=8Vf8aUwk_B-ZbQ5UAGv05w
石森プロは営利企業ですからライセンス料が必要との説明をしましたところ、
「そうですか。その場合は予算が無いので隊員のポケットマネーから出します」と仰る。
僕はさすがに可哀想になって「何か弊社のメリットになる事は考えられますか?」と聞いたら
「記念式典にご招待します。そこにマスコミも来ますので、記事になると思います」との事で、
ライセンス料をタダで救難機二機にサイボーグ009のペイントをする事を快諾しました。
式典当日は確か8月で非常に暑く社長と二人で汗だくになりながら、参加しました。また、その後のパーティーにも参加させていただき、東京からいらっしゃった自衛航空救難隊総司令の方にもご挨拶出来ました。
サイボーグ009が航空救難隊に鮮やかに描かれたのが新聞やウェブ記事にもなりましたので、無償提供も良かったと感じておりました。
ところが
2011年3月11日
東日本大震災
なんと、
松島の航空救難隊の救難機は津波に流されてしまい、一機も離陸できなかったのです。
震災後のテレビ報道に対応していた松島航空救難隊の広報担当者が涙を流していました。
ご存知の通り津波は石巻市をも襲い、石ノ森萬画館をも襲いました。
そして、当時の石ノ森萬画館館長のご自宅も被災してご夫婦2人で2階に取り残されているという情報が入りました。
そこで、前年の夏に記念式典でお会いした総司令にお電話させていただき、直接お話ししたところ、「分かりました。少しお待ちください。」との事で、すぐに部下の方から折り返しのお電話をいただき、住所などをお伝えしました。
もちろん特別扱いをお願いした訳ではなく、少なくともその住所に取り残されたご夫婦がいらっしゃる事をお伝えしました。
その後、お二人のご無事を確認しましたが、それが総司令からのご指示によるものかは分かりません。
ただサイボーグ009が繋いだ不思議なご縁だったと感じております。
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