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連絡帳

保育園でも連絡帳はありました。

けれど、小学校の連絡帳って何に使うの?

入学と同時に強制的に購入させられる(無償では無い)教材のひとつ連絡帳。

「今どき手書きかいっ!」

と突っ込みたくなりますが、地方だとメールが増えてきている中(ご近所さんがいないから)、東京では意外にも普通に使われています。

使い方は、連絡袋にこれを入れ、お休みの時は近所の小学生に託し、クラス担任に届けてもらうという事がメイン。

学校からの「今日怪我しました」とか、「こんな忘れ物がありました」などの連絡や、「持ち物の空き箱はどのぐらいのサイズですか?」などの些末な質問に使いますが、基本的には電話はNG。ただし学校からの回答は電話という、これまた摩訶不思議なルールがあります。

そもそも連絡帳がなぜ必要なのか?というところですが、これはまだ、メールやLINEが無かった頃、つまり昭和までは、

・みんなが学校に電話をしてしまうとつながらなくなってしまう

・子供が多かったので、ご近所に同級生や上級生が沢山いた

・ほぼ専業主婦

・すっぴんに抵抗がない(個人的見解)

・先生の事務作業もそれほど多くないので、連絡帳を確認する余裕があった

など、お互いに好都合だった訳です。

しかし今では、近所に子供も減り、子ども会のような地域の活動も無くなってきたのが現状。そもそも親が朝っぱらからすっぴんで会いたくない(個人的見解)。特にイタイのが、届けてくるお母さんは身だしなみを整えられるが、受け取る側は突然朝早く訪問されるので、お互いに気まずい

先生はというと、我が子のクラスでは当初、「連絡がある人は先生に提出する」というルールでした。しかし、小学校に上がったばかり(しかも長らくの休校明け)の子供達にその判断はできるわけもなく、連絡帳を書いても書いても提出してくれません。そこで、

「全員の連絡帳を回収して、確認してもらえないか?」

とこれまた連絡帳に書いたのですが、それも見てもらえず・・・

仕方がないので、電話でお願いをすると、(電話で「連絡帳をみて欲しいとお願いする」という奇妙な行動)

「毎日ではないですが、『連絡帳に何か書いてある子は出して〜』と声をかけているんですけどね、毎年そうしていますが、まぁ、個人差はありますが、できていますよ〜。ただ、今年は休校があったので、ちょっと遅れている部分はありますけどね〜」

遅れているのだそうだ。。。。

「連絡帳というツールを指定して来ているのなら、必ず全員分を確認する必要があるのでは?」

「全員分はちょっと見きれないので、連絡があるおうちだけ出してもらっています」

いや、連絡があるのに見てもらえてないじゃーん!

しばらく押し問答の末、

「他のお子さんはどうかわかりませんが、娘はその判断はまだ出来ませんので、メールで連絡をさせていただくか、まなびポケット(アプリ)のメッセージ機能を使わせてもらうかしたいのですが」

「わかりました。では、全員の確認の時間(机に連絡帳を開いて置く)の時、タキさんのお子さんの連絡帳は私が確認いたします」

へ?そんな時間があるなら回収して確認した方が早そう・・・だが、そうしたいならそうすればいい。こちらは見てもらえさえすればいい。

「今日連絡帳に質問を書いていますので、確認してください」

「はい!わかりました!」と先生。

しかし、連絡帳は見てもらえていなかった。。。。


連絡帳は、学校が変えようと思えばいつでも廃止出来るツールです。

ただ、

「メールにして欲しい」

「近所に小学生がいない」

など、こちらの都合をいくら訴えても変わってはくれません

それが公立小学校というところです。


連絡帳なんて昭和の遺産、さっさと廃止したい!

と思うなら、

・毎日疑問に思った些末な質問を投げかける。

・オープンクエスチョン(YES or NOで答えられれないような質問)を連絡帳に書く

これをより多くのご家庭で沢山の書き込みをするようになれば、先生も返事がしきれなくなり、恐らくまなびポケットや、メールなどを活用するようになります。

(使わないなら、ずっと35人分の連絡帳の質問に毎日答え続けるだけです。)

(連絡帳は必ず当日返却ですが、メールやまなびポケットは下校後に返事が出来ますし、同じ質問ならコピペも可能)

保護者が一生懸命、学校に協力していたから、学校は変わりませんでした。

子育てでいう「甘やかし」た状態です。


小学校なら6年間、中学校なら3年間。

この面倒なやりとりを乗り切ればいいや・・・

と思っていたら、自分の子供が親になったときに、またその苦労を、モヤモヤを、味合わせてしまうことになります。

現に、長女(23歳)の子供は今4歳になり、2年後には小学校に入学です。

長女の小学生時代と何も変わっていない事に驚く毎日です。

自分の子供達が親になった時には、少しでも子育てしやすい環境にしておいてあげたいと思うのが親心です。

是非、

STEP1. メールを使わせて欲しいとお願いする。

STEP2. 毎日連絡帳に、些末なオープンクエスチョンを書く

をやって、現代社会に乗り遅れた学校を少しずつ育てましょう♪

そうすれば、子供達の未来も少しは明るくなります。



タキのnoteでは、こうした公立小学校での解決アクションプランを発信しています。小学生のお子様をお持ちのお父様、お母様。ご興味があれば、是非フォローをお願いします♪



#小学校 #学校教材


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