火道(かどう) 灯炎談熾炭
皆さんこんばんは。タキビストBo-taです。
元気に薪活してますか?
これまでに色々なスタイルの焚き火イベントを開催してきました。
火熾し体験、焚き火台の焚き心地を試せるもの、自由に焚いてもらうもの等々。
そして、焚き火を囲んで色んな人とお話している中で
「Bo-taさんがいじると火がいい感じに落ち着きました」
「Bo-taさんの焚き火ってちょうどいいですね」
「Bo-taさんの火は何か癒されます」
そんなありがたい言葉をかけていただけることがあります。
火は一刻一刻形を変えていくので、まったく同じものはありません。
ただ、私が好きな炎の大きさ、形などはなんとなくあります。
それを心地よいと感じてくれる人がいるということは嬉しいかぎりです。
この炎の大きさや形の好みについては、色々とあると思います。
火を大きくしすぎず、自分でコントロールできる範囲であれば、基本的には技術うんちく関係なく自由に焚いてもらっていいと思いますし、これからもそういったイベントは開催していきます。
ただ、この私自身が好きな炎の大きさ、形を追求し、それで客人の皆様をおもてなししお楽しみいただく、そういった焚き火場があってもいいのではないかと、ふとそう思いました。
客人をお茶でおもてなし=茶道
客人をお花でおもてなし=華道
客人を焚き火でおもてなし=火道
焚き火場にお越しいただいて、私が火を熾し、育て、そして仕舞うまでの一連の流れをお楽しみいただきつつ、主である私と客人、または客人同士で談笑を交わす、そんなちょっと大人な雰囲気の焚き火スタイルを、これから「火道 (かどう)」として追及していきたい、そう思っています。
【火道の5つの”火”】
【灯 ともし】
客人の心に火を灯す
【炎 ほのお】
灯した火を炎へと育てる
【談 かたり】
炎に言葉を投げかけて談笑を交わす
【熾 おき】
穏やかな温もりを感じながら余韻に浸る
【炭 すみ】
(手でつかめるくらいにまで冷えた)
火をそっと拾い上げ今日の出来事を胸に刻む
心にこの炭があれば火が灯りやすくなる
ずっと火を灯し続ける必要はない
暖を取りたいとき
灯りが欲しいとき
貴方が必要なときにまた灯せばいい
火を欲したときは、再び【灯】へ
火が育ち“炎”となり、そして“円”となり、火の温もりがずっと続いていく
いかがですか。
賑やかな焚き火場も楽しいですが、たまにはこのような落ち着いた焚き火場で談笑するのもいいのではないでしょうか。
場所は、キャンプ場とかではなく、雰囲気のいい庭園で。
これから行う新しい焚き火イベント「三原炎藝」は、この「火道」をお楽しみいただく場としていきます。
この新しい焚き火スタイルを、ぜひご堪能ください。