シンガポールのフィッシュヘッドカレー
皆さんは、カレーと言われて、何種類のカレーを思い浮かべることができますか。
まずは、お気に入りのカレールーを入れて少し大きめに切った野菜をゴロゴロ煮込んだカレー。それから、じわーっと汗が吹き出るような、スパイスを沢山使ったインド風カレー。そしてそして、とろけるような牛肉に、ブイヨンのコクが効いたまろやか〜なビーフカレー。それとあとは…、うーん…、あれ、なんか思ったより、挙げられない…。国の数だけカレーの種類はあるはずなのに。
ということで、世界各国のカレーを調べて、作ってみたいと思います。今日はその第一弾!作ったのは!!
シンガポール発祥のフィッシュヘッドカレー!!
南インドからシンガポールに働きに来ていた方が、捨てられている魚の頭を使ってカレーを作ったことが始まりと言われているこのフィッシュヘッドカレー。その名の通り、どんっ!と大きな魚の頭を使います。(参考にしたレシピはこちら)
じっくり炒めたにんにくと玉ねぎに、ターメリック、マスタードシード、カルダモン、レモングラス、チリペッパーなどの、スパイスを投入し、(魚は塩をふって、熱湯にくぐらせておく。)
ココナッツミルク、水、夏野菜(今回はトマト、オクラ、なす)をどんっ。
最後に、魚の頭を入れて煮込んだら出来上がり!
いただきまーす!!
アラの旨味とココナッツのまろやかな香りが広がったあとに、スパイスがじわーっと。ダシ系は、魚の頭だけですが、これだけで◎ですね。美味しい。嗚呼、自然とナンプラーに手が伸びる…。(あごつゆでも合う。)やはりココナッツを使った南国の料理は、ナンプラーに合うようにできているのだなと納得。
ココナッツのこってりさはあるものの、魚のダシと、トマトのコク。さらには、レモングラスが効いているこのカレーは、何だか爽やかですね。ほんとに、シンガポールの海岸沿いで食べているような。
こってりしたカレーがお好きな方は、ココナッツミルクの量を増やしたり、酸味を効かせたい方はトマトを多めに入れたりと、お好みで味も調節しやすいです。(あっさりなカレーが好きな私は、4〜5人前のものに、ココナッツミルクを400ml、トマトを一つ入れましたが、ココ→多い トマト→少ない、3つくらい入れたいと感じました。)
ちょっといつもと違ったカレーが食べたくて、鯛のアラが安く売られている時なんかに皆さんもこのフィッシュヘッドカレーを作ってみてはいかがでしょうか。魚のアラを使ってささっと南国風のカレーを作ることができたら周りは…、おお!!かっこいい!!と尊敬してくれるはず。
次回もお楽しみに!!
最後まで読んでいただきどうもありがとうございます。