インドネシアのルンダン
CNNが運営するサイト、「CNNGO」では、毎年Facebookでの投票を元に、「世界で最も美味しい食べ物TOP50」を発表している。
例年、ランキング上位の座を掴むのは、日本のお寿司や中国の北京ダック。更には、イタリアのラザニアやトルコのケバブと、かなり多くの場所で言わずと知れている料理たち。
だがしかし中には、どんな料理なんだこれ…、といくら想像を巡らせても、自分の今までの蓄積だけでは、うまくイメージできないものもある。
その一つにインドネシアのカレー料理、ルンダンがある。スマトラ島西部の町パダンの伝統料理だ。イスラーム文化に大きく影響を受けたその地域では、肉や野菜を香辛料で煮込んだ料理が多い。ルンダンのように。
お祝い事の時に食べられることが多いこのカレー。いつもよりちょっといいお肉を、たーくさんのスパイスでじっくり煮込む。その間に愛をたーくさん込めてつくる、その土地の人々にとって、特別なものなのだ。
(スパイスは多めに入れる)
早速つくっていこう。
まずは、玉ねぎが飴色になるまで炒める。
スパイス、しょうがを各々投入。
お肉とココナッツミルク、お水を加える。
1時間以上煮込んだら、蓋を開けて水気をとばす。
できあがり!!どんっ!!!
いただきまーす。
うわー、とっても濃厚。なんのスパイスの影響かは分からないけれど、(八角かな…)苦味も感じる…。
牛肉と砕いたカシューナッツとはぴったりの味なんだけど、すごーく箸が進むというわけではない。
少量をとって、たくさんのご飯を合わせると美味しい。だからご飯は進む。なんだかベジマイトを思い出した。いや、そこまで大げさではないけど、一気に沢山食べると、重い…。となってしまうものだから。
すりおろしたりんごとか入れて少しフルーティーにすると、もっとさっぱりとしていいんじゃないかな。本場のものでは入れたりするのだろうか。小林家のルンダンでは入れてみようか。
もしかしたら、スパイスの扱い方をもっとよくすれば美味しくできるんじゃないかという気もする。いちばんやさしい スパイスの教科書なんかで研究を重ね、そしてさらには東京で本場のルンダンを味わってからもう一度つくりたい。
ごちそうさまでした。
最後まで読んでいただきどうもありがとうございます。