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43歳腎盂癌_5
造影CT検査
Google先生のAIによる概要より
「造影CT検査は、造影剤と呼ばれる薬剤を静脈に注入してCTを撮影する検査です。造影剤を使用することで、単純CTでは見つけにくい腫瘍や血管などを明瞭に描出でき、より詳細な診断が可能となります。」
造影剤による副作用
造影CT検査説明書・同意書より一部抜粋
◯即発性副作用「造影剤注射直後に発生し3%の割合で、吐き気、じん麻疹、頭痛、発熱など。まれに(約0.1〜1.0%)ショック状態」
◯遅発性副作用「数時間後から数日の後に体のだるさ、頭痛、じん麻疹。」
◯腎障害「腎臓の働きが悪い方では、悪化する可能性があります。」
20代後半に人生ではじめてぎっくり腰を経験した。その時には整形外科を受診し、腰椎すべり症と診断された。基本的に湿布と腰椎ベルトで固定し安静にするしかなかった。すべり症は自然に治ることはないとされている。
それ以来、腰痛と付き合っていくようになる。腰痛について調べるようになり、意識をするようになってからは、腰のちょっとした違和感に敏感になるようになっていった。痛めるのは冬の寒さのせい、夏は脱水のせい、ここのところの過労のせいと、痛めやすいのはすべり症があるのだからしょうがないと片付けていた。
前置きが長くなったが、造影CT検査後からあの腰の違和感を感じはじめた。今まで感じてきた違和感と似た感じだった。
数日後、犬の散歩中に軽く走ったところ違和感が鈍痛に変わった。
普段から腰への意識が高いせいもあるのかもしれない。病気を気にしすぎてしまって、無意識に腰をかばった生活をしていたからかもしれない。何にせよ背中の左腎臓付近に痛みがあるのだ。
見た目では尿が赤くはないようなので安心しきっていた。
そのため急に悪い方向に考えてしまう。妻には副作用だと思うと話しをした。造影剤による副作用の発生確率は軽微なものを含めて約1〜2%といわれているようで、かなり低い。しかし実際にこのタイミングで腰が痛くなったのだから疑いたくもなる。
これまでの腰痛も実は腎臓が原因だったのではないかと。健康診断ではひっかからなくとも、腎臓の機能が低下しているときに腰を痛めていたのではないかと。腰痛の8割は原因不明らしい。ここにきて妙に納得してしまった。
そういえば泌尿器科の医者から、腰に痛みはないかと聞かれたのを思い出した。
それから数日で腰痛は治まったが、腰だけだった違和感は鼠径部周辺にかけて広がり、今日まで続いている。
CT検査結果待たずして諦めにも似た感情が芽生えていた。