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43歳腎盂癌_7
令和6年10月3日
U泌尿器腎クリニック_4回目
この日はON病院の紹介状を受け取るために受診。
入院までに気をつけることはありますかと聞いたところ、血尿以外に異常は見当たらず、酒タバコをやらないので特にはないそうだ。どうやらこの癌は喫煙の影響が大きいそうだ。
この日も尿検査をしたのだが、もはや見た目ではわからないので、こうして医者と向き合わなかったら、癌がある自覚も鈍ってしまいそうだ。なんなら癌もなくなってるのではと淡い期待をしてしまうくらいだ。
しかし値はゼロではない。ここに癌はあるのだろう。
「今日がここでの最後の受診となります。頑張りましょう。」
重い言葉をかけられ診察室を後にした。
医者が頑張りましょうっていうのだから、たいしたことない病でも、よくある病でもないのだと、この時はじめて察した。それまで漠然としていた、どこか他人事のように捉えていたものに変化が起きた気がした。
やるしかないか。
自分が頑張れることといったら、面倒くさがらずに前向きに向き合うしかない。覚悟を決めてブレずに頑張るしかない。
血尿の原因がまさかの癌疑いになってしまったが、医者が僅かな癌の可能性を疑って検査をすすめてくれたから見つかったのだ。感謝しなければ。
入院先の希望を聞かれていたが、その時は特に思いつかなかったので、CT検査を受けた病院と同じにした。