【アダルトチルドレンの回復】カウンセリング日記③
アダルトチルドレンからの回復を目指し、メンタルクリニックでカウンセリングを受けているため、その記録を残そうと思います。
カウンセリング5回目
5回目のカウンセリング枠も30分でした。
前回から今回までの経過を聞かれました。
カウンセラーさんには、
・夫のことよりも、幼少期の両親とのかかわり方や嫌な記憶が思い出すようになったこと
・夫とはなるべく生活時間や空間を分けるようにして、気持ちが楽になったこと
・自分の時間を持てていること
などを伝えました。
複雑性PTSD
カウンセラーさんから、これまでのカウンセリングの総括として、
「複雑性PTSD」が根底にあるだろうという分析を受けました。
これまでのカウンセリングの中ではPTSDという言葉は出ていなかったのですが、自分は複雑性PTSDではないかと思っていたのでやっぱりそうなんだ、と思いました。少しだけショックでしたが予想していたことだったので、客観的な分析を伝えてもらい、少しすっきりもしました。
人を信用できない
カウンセラーさんからは「PTSDの人は、心の底からは人を信用できないと思います」と言われました。
確かにそうで、私はどんなにやさしそうに見える人でも、いつひどいことをするかわからない、と考えているところがあります。
夫からモラハラ・DVされた時も「やっぱりか」という気持ちが少しありました。9割くらいは信用して結婚したけれど、残りの1割は信用していなかったし、できなかったことを伝えました。
多くの囚われ
また、私には多くの「囚われ」があると思うとのことでした。
これは、幼少期の逆境的環境で生き延びるために身に着けた本能的なもので「思い込み」とは少し異なり、「自分を縛る鎖」のようなものだそうです。
その当時の環境で、生きていくために必要だったもので、囚われがあるのは仕方がないことだそうです。
その囚われによって、今の悩みや苦しみが大きくなっていると思われるので、少しずつ囚われから解放されるようにしましょう、とのことでした。
今後はどんなことに囚われているかを整理して、囚われから解放されることが課題となるとのことでした。
虐待とネグレクト
今回でPTSDが根底にあるとの分析を受けて、やっぱり母からも虐待やネグレクトをされていたんだな、とハッキリ認識できました。
父にだけ問題があると思っていましたが、母との関係に問題があることがわかり、自分の信じてきた世界が根底から崩れるような感覚になりました。
でも母のしてきたことを「虐待やネグレクトである」と認めなければ、私はずっと自分を責めてしまうし、さらに自分がされてきたことを「普通のこと」として自分の子供にやってしまうと思いました(世代間連鎖)。
だから、母からされたことを正当化せず、「母にも問題があった」こと、母のしたことは虐待やネグレクトだと認めようと思いました。
暴力や暴言が日常的にあったような家庭からすれば、食事ももらえていたし、学校にも行かせてもらったので、私の体験は軽い方なのかもしれません。ずっと「普通の家庭」で育ったと思っていました。
でも、父がアルコール依存症で精神的に不安定、かつ母はカサンドラ状態で、常に家庭の中が緊張状態でした。いつ怒鳴られるかわからないし、そうじゃない時は父からは存在が無視されていました。いつも一本の細い線の上を歩いている感覚で息苦しく、小学生のころから「早く消えたい」「大人になるまで生きるなんて無理だ」と思っていました。
今、大人の私が小さな私に声をかけるとしたら、
「あなたは何も悪くない」「お父さん、お母さんが自分一人では生きていけない人なだけ」「お父さん、お母さんも心が子供だっただけ」です。