雪月花と温泉と鉄分と敦賀の今昔物語
10年来付き合いのある後輩と、やっと、満を持して2泊3日の旅行へ。
今回の行程は後輩へ一任したので私は全く知らない。
1.えちごトキめきリゾート雪月花
2015年3月の北陸新幹線金沢延伸開業に伴い、市振~直江津~妙高高原間はJRからえちごトキめき鉄道へ移管された。当初よりリゾート列車の運転が計画され、開業前の2014年に策定された同社の「経営基本計画」中で、「沿線の観光振興に寄与するリゾート列車(観光列車)」の運行と、「リゾート列車の車両(ディーゼル車)」2両の新製が発表され、開業前の2015年1月からはデザイン案が公開され、2016年4月から営業運転を開始している。
愛称は、白居易の漢詩で使われた、雪・月・花という自然の美しい景物を指し、日本では転じて「四季折々の良い眺め」「四季を楽しむ」といった含みを持つようになった語「雪月花」に由来する。
1-1.いざ乗車
今回の行程は、上越妙高→妙高高原→直江津→糸魚川を約2時間40分。
食事をしつつ、沿線の景色を楽しみながら移動していく。
料金は24800円。
早速ウェルカムドリンク(せっかくなので、スパークリングワイン)を。
夜までアルコールが抜けず、酔いが回ってしんどかったw
反対側には1席だけ、特別席が用意されている。
その分料金は上乗せ。
料理は上越市春日山の結婚式場「シェ・トヤ」が提供
料理は簡単に画像左から
・麦有ポークと岩の原赤ワインのドライカレー、日本海産紅ズワイガニのサンドウィッチ
・(時計回りで)越の鶏とふきみそのガランティーヌ、くびき牛サーロインステーキと柚子胡椒の赤ワインソース、海老真丈と八色椎茸 ペルシャード風、越後姫とクリームチーズ味噌漬けの生ハム巻き、
・(時計回りで)越の鶏レバームースと妙高産柿ジャムのグジェール、妙高産コシヒカリのブランマンジェ 塩麹風味、桜のチップでスモークしたサーモンと安塚産そば粉のガレットのミルクレープ、真鯛と鬼胡椒味噌のパートブリック包み
・雪下人参のポタージュ
ドリンクはアルコール含めて2杯(雪室りんごジュース、にんじんジュース)まで注文可能。以後、別途料金を払えば可能。
デザートは、上越市高田「REGINA」のティラミス
頚城トンネル内にある「筒石駅」に、ほんの気持ちばかりに途中下車
あっという間でしたが、思いのほかお腹も満たされ良い時間を過ごさせていただきました。
食事付プランだと、どの列車も最低2人~なので、1人で乗るにはハードルが高い。
2.加賀温泉(山代温泉)「吉田屋 山王閣」
2024年3月に、北陸新幹線が敦賀まで延伸開業し、金沢から先も新幹線が走ると。本当にそういう日がくるとは思わなかった。
やっぱり新幹線は早いですね。
一言で加賀温泉と言っても、山代温泉・粟津温泉・片山津温泉・山中温泉の4つに分かれる。
今回、宿泊したのは、加賀温泉(山代温泉)「吉田屋 山王閣」
駅から石川県道292~147号線沿いに送迎バスで約20分程、山代温泉のなかでも一番奥にある。
なお旅館の周りにお店などはない。
大浴場はご案内のとおり、2か所に分かれている。
個人的には、新築したであろう3階大浴場はよかった。
泉質:ナトリウム・カルシウム - 硫酸塩・塩化物泉
効能:神経痛・筋肉痛・関節痛・・・など多数
さてお待ちかねの夕飯ですが・・・結論から言うとてんこ盛り!!
味も申し分なく、大変満足!!
白米も釜飯容器で炊くのですごく美味しかった。
以上で夕飯・・・と思うだろ?
\デテーン/からの、ブリしゃぶ\(^o^)/
さすがに無理かと思いきや、意外と食べれた
なお食べ過ぎであるのは言うまでもない。
そして貸切風呂も申し込んでいたという。
とは言っても、部屋の中に浴場、休憩所があり客室と変わりはないかなと。
なお、腐女(男)子の皆さんが期待するような展開は一切ありませんのであしからずw
大浴場とはまた違った雰囲気なので、それはそれで良かったが、50分は忙しい。
翌朝、朝食はバイキング。
前日の大浴場も、1人、2人しかいなかったので、連休明けだし人が少ないのかなと思いきや、朝食会場はそれなりにいてびっくり。
露天風呂付の客室に泊まっている人が多く、大浴場には行かなかったのかなと思ったり。
1泊、仲居さんはじめ大変お世話になりました。
また機会があれば行きたいですね。
3.鉄道と世界の玄関口と命の街、敦賀
3-1.新幹線 いざ福井へ!
翌朝、敦賀まで新幹線。
いよいよ、新幹線で福井県内に突入。新幹線開業前は飛行機で小松、東海道新幹線で米原回り、あとはバス(現在は運休)・・・東京からだと大回り状態だったが、新幹線1本の利便性は大きい。
そして執着の敦賀駅。ここから大阪まで伸ばすんだがどうだが。
新幹線ホームから特急ホームまで距離があるので乗り換えが大変といえばそれまで。
さらに普通列車ホームまでさらに距離があるので遠い。メインの西口は普通列車ホーム側なので、西口抜けるのに20分は見たほうがいい。
今回駅からバス乗るのに、西口から出ているのだが、「バス乗り場」案内につられ閑散している東口で降りてしまいタクシー移動。
前の日、ちょうどテレビで「バナナマンのせっかくグルメ」で敦賀が出て
後輩「ヨーロッパ軒に行きたいんですよね」
私「明日営業してるか調べてみ?」
後輩「」
ということでまさかの休み。ソースカツ丼の有名なお店が敦賀にある。
3-2.赤レンガ倉庫
敦賀港にある赤レンガ倉庫。
1905年に石油貯蔵用の倉庫として建設され、途中、軍の備品倉庫や昆布貯蔵庫としても使用された福井県内でも有数のレンガ建築物。2009年1月には、北棟・南棟・煉瓦塀が国の登録有形文化財になった。
赤レンガ倉庫内にジオラマ館はあり、明治後期~昭和初期の敦賀を再現。
実はロシア・ウラジオストクまで船舶で往来していたとか。
「昭和レトロなおもちゃ展」の企画展で展示されていたプラレール
3-3.敦賀港駅(敦賀鉄道資料館)
私も知らなかったが「欧亜国際連絡列車」というのがあったのはご存知だろうか。
明治~昭和戦前にかけて、東京・新橋~敦賀港~ロシア・ウラジオストク~フランス・パリまで17日間、1枚の切符で行くことができた。
今ならJRの駅で「パリまで大人1枚」で買えたのだから凄い時代だなと。
今なら成田からパリまで飛行機で約15時間ですが…
現在JR貨物敦賀港線は廃止となり、コンテナの荷卸し場となっている。
3-3.人道の港 敦賀ムゼウム
敦賀港は、1920年代にポーランド孤児、1940年代に「命のビザ」を携えたユダヤ難民が上陸した日本で唯一の港。
当時の建物を復元し、孤児と難民が上陸した歴史、彼らに手を差し伸べた人々のこと、そして敦賀のまちの人たちが迎え入れた様子を後世に伝えることを目的に、2008年に開館し、2020年に現在の場所にリニューアルオープン。
リトアニアのカウナス領事館で勤務していた杉原千畝氏が、ナチス・ドイツの迫害によりポーランドなど欧州各地から逃れてきた難民たちの窮状に同情。1940年7月から8月にかけて、大量のビザ(通過査証)を発給し、日本経由で避難民を救ったことは有名な話だが、その人たちがウラジオストクから敦賀港へ入港し、市民は盛大に歓迎し、後に第三国へ旅立ったのは知られていないだろう。
私もここにきて初めて知ったのだから。
展示案内もロシア語で翻訳され、訪日の方々が多かった。
帰りも敦賀駅までタクシー。
ダウンロードだけして使ってなかった「タクシーアプリGO!」を初めて使用。
迎車料金は仕方ないが、到着時間、ナンバーも゙分かるから便利。
ヨーロッパ軒には行けなかったので、ドライバーに紹介された駅チカの居酒屋でお昼。
4.NAGOYA
米原から本日の宿である名古屋へ移動し、名古屋駅から徒歩
夕飯は後輩が行きつけの鶏料理のお店。美味しかったです。
4-1.ド―ミインPremium 名古屋栄
伏見と栄の中間にある「ド―ミインPremium 名古屋栄」
「夜鳴きそば」で有名な宿。
1万円超なので、自分が泊まるときは候補には入れないのだが。
1万円超なので食事、お風呂も良かったが、それでも人は多かったなぁ。
岐阜県の池田さくら温泉から毎日新鮮な炭酸水素塩温泉を取り入れているそうで、残り湯が少なくなると深夜でも届けてくれるとか・・・
泉質:アルカリ性低張性温泉
効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、慢性消化器病など
ド―ミイン、朝食がとても豪華!
「ひつまぶし」「きしめん」のご当地グルメも食べ放題!
4-2.三岐鉄道 三岐線
今年の7月1日付のニュースリリースにて、三岐鉄道 三岐線で活躍している元西武鉄道21両を全て、元JR東海211系に置き換えると発表。
1編成のみ保々の構内に留置されているが、他はJR富田構内に留置されている。
置き換えが始まる前に久々に乗りがてら撮りに。
日陰がなく炎天下w
4-3.米野駅
近鉄名古屋から1駅目の米野駅。
あおなみ線ささしまライブ駅が対岸に見える。
またJR東海名古屋車両所と隣接している。
レール運搬車キヤ97系、検査車(ドクター東海)キヤ95系が留置している
2泊3日で10万はいかなかったが、良い金額(笑)
でも、なかなか濃い楽しい旅行でした。
良い後輩をもたせていただいたと同時に、10年も縁が続いていることに感謝しつつ、企画してくれたことに御礼申し上げます。