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WEST EXPRESS 銀河 ☓ KIX

関西国際空港(KIX)が開港して30周年。そのイベントの一つとして、『WEST EXPRESS 銀河』が関西空港線に初入線し関西空港駅まで行くツアー。
通常だと山陰コースの出雲市、南紀コースの新宮、山陽コースの下関と距離があるのだが、試乗するなら短い区間でも良いので、ツアーへ申し込み。
最初出遅れたが、最終的に申し込みができた。

今回のツアーは京都駅発着で、22時半過ぎに出発〜関西空港で展望台と制限区域エリアをバス車内から見学〜翌朝7時前に京都駅へ戻る。

まずは夕飯に常陸牛の牛べんと、国技館焼き鳥はなかったので崎陽軒の焼売。

夕飯に常陸牛と崎陽軒
東側では見ない、のぞみ号名古屋行w

1.WEST EXPRESS 銀河

「JR西日本グループ中期経営計画 2022」において、鉄道事業の事業戦略として、地域との対話と連携を通じ、観光を中心として西日本各エリアの活性化に貢献することを掲げており、本列車の運行はその取り組みの一環。
2020年より運行開始。

基本は山陰コース(京都~出雲市)、紀南コース(京都~新宮)、山陽コース(京都~下関)。
以前は日本旅行主催ツアーのみだったが、現在はツアーでなくても特急券を購入すれば乗車は可能。
後述する各ランクによって競争率が高い。

列車名の「銀河」は、広い宇宙に存在する様々な星の集まりを指し、この列車が運転する西日本エリアを宇宙に、各地の魅力的な地域を星になぞらえ、それらの地域を結ぶ列車という意味が込められている。「銀河」の名は2008年まで運行されていた東京~大阪間の寝台急行で運行しており、12年ぶりの復活。

使用車両は❝初代新快速❞として活躍した117系。
現在活躍しているのは、この編成のみ。
6両編成で運行。

銀河と湖西線50thヘッドマーク

1-1.車内設備

6号車 グリーン車 プレミアムルーム

鍵のかかる個室が5室配置。
ラウンジ状のフリースペース「彗星」が設けられている。
5室なので競争率は高い。

プレミアムルーム
6号車 通路
フリースペース「彗星」

5号車・2号車 指定席 ノビノビ座席「クシェット」


シーツと毛布が配置。コンセントはあるので充電の心配はないが、仕切りがない。
今回はクシェット(ツアー代金29800円+5000円=34800円。これしか空きがなかった)を利用。
往復、少しでも寝れるだけでも体的に楽なので。
正直落ち着きはしない。

上段

4号車 フリースペース「遊星」

テーブルや着席スペースが複数配置され、イベントなどで利用できる小さな屋台風カウンターも設置されている。

フリースペース「遊星」
常識の範囲内はもちろんだが、ここで過ごすのもあり
Welcomeボード

今回のツアーでしか見れない、乗務員作成のWelcomeボード

京都発→関西空港行
関西空港発→京都行

日本旅行主催ツアー恒例のグッズ販売。
結構いい値段はするw

各種グッズを販売

3号車 指定席 ファミリーキャビン

2号車・3号車 指定席(一般的な座席)

座席カバー
フリースペース「明星」

1号車 グリーン車 ファーストシート

1+1列の座席。昼行時は1+1列のボックスシートとなり、1区画で2名ずつ利用できるが、夜行時は就寝時にノビノビ座席と同様の簡易寝台を展開する都合上1区画1名利用となり、レースカーテンが取り付けられる。

完全に個室というわけではないので、通路に人が通ると気にはなる。

通路
座席
ラウンジ

1-2.関空へ

天王寺車掌区、専任乗務員の案内のもと関空へ出発。
ルートは京都駅31番ホームを出発し、東海道線~梅田貨物線(大阪駅うめきたホーム)~大阪環状線~阪和線~関西空港線のルート。

大阪駅 うめきたホーム
天王寺駅

日根野~関西空港間は動画にて撮影。
今回はスクショにて公開。

日根野駅構内。オーシャンアローが留置

日根野駅で阪和線、和歌山方面と関西空港へ線路が分かれる。

\空港 出発 進行/

反射して分かりにくいが左側の信号機がこの列車に対する信号を現示しており、緑色の信号が出ているのは関西空港線に対する出発信号機
りんくうタウン駅 通過
関西空港駅 到着

今回のツアーでWEST EXPRESS 銀河は関西空港線および関西空港駅へ初登場となりました。
時間は終電後と、立地的に撮影は不可なので撮り鉄はいませんでしたw

WEST EXPRESS 運転台

帰りも動画で撮影。

関西空港駅 出発前
りんくうタウン駅 通過

日根野駅で頑張って撮ろうとしている撮り鉄を発見w

案内表示
案内表示

終電後なので改札口・窓口は閉まっている。
空港は24時間開放しているので見ようと思えば見れる光景だが・・・
昼間に比べたら人がいないので当たり前だが静か。
空港内には早朝便組なのか、ちらほら人がいる。

営業終了後のJR改札口
営業終了後の南海改札口
営業終了後のJR窓口

翌日、昼間の窓口の状態

翌昼頃の券売機・窓口 一体

2.展望台見学〜制限区域エリア見学


関西空港駅に到着し、第1ターミナルのバス乗り場へ移動。
関西空港交通のバスに乗車し、まずは展望台「関空展望ホール
スカイビュー」へ。

関西空港交通のバス

展望台に到着し、1時間ほど見学。
時間は、深夜1時。
当たり前ですが、この時間に展望台は営業してるはずもなく。
ツアー限定だからこそ見れる景色。

貨物便の発着が案内に表示されていた。

展望台 本ツアー以外では夜の展望台は見れない
深夜の滑走路、綺麗でした。

展望台見学からの制限区域エリア見学。
バス乗車前にセキュリティチェック。
約1時間半乗車のままバス車内から見学。

深夜でも機内食工場は眠らず稼働。
コロナのときは稼働しておらず静かだったそうです。

各空港には世界共通のスリーレターコードがあり、例えば羽田空港はHND(HaNeDa)、成田空港はNRT(NaRiTa。※NTRではない、念の為。)
この法則からいくと、関西空港がKIXなのは間違いではないのか。

なぜKIXか。
Kansai International Airport の頭文字を取ったら「KIA」になるが、パブアニューギニアのカイアピット空港が先に使っていたので、残っていたアルファベットから「KIX」になったそうだ。

空港内消防基地

駐機場には、桃もといPeach Aviationの機体が駐ある。
関空に本社があるLCC。
コロナ禍でマスクごときで強制退場させられ、最高裁に上告した“淳也君”事件で話題になったのも記憶にあろうかと思いますw

でもLCCって、結局オプションをつけたり、決裁手数料も取られるので大手と値段変わらないんですよね。

LCC使ったのは、成田〜広島のスプリング・ジャパンの一回。
当時お台場に、今は亡き大江戸温泉物語があり、早朝のバスを利用することを条件に大江戸温泉物語に安く入館できた。

定刻より早く着いたし、乗り心地も申し分ないのでまた使いたいですね。

“桃”の機体が駐機
静かな滑走路

制限区域エリアの見学ツアーは通常でも実施しているが、深夜帯に実施するはずもなく、見学ツアーガイドの方も、深夜帯に案内するのは初めてとのことでした。

3.関空〜神戸へ


翌朝京都へ到着し、そこから米原の方へ“紙のきっぷ”を仕込みに行き、再び関西空港へ。
なぜ米原の方へ行ったかは、2025年4月になったらお話できたらと。(覚えていたら。なお、勘の良い人は“そういうこと”です。)
関西空港駅開業30周年の記念スタンプをゲットするべく行きました。

ツアー中もスタンプはゲットできましたが、セルフサービスでインクが濃すぎて、なかなか乾かず失敗。
ツアーの記念乗車証に“銀河のスタンプ”を押していただきました。
なお記念乗車証は、往復分400円で追加購入できました。

銀河と関空のスタンプが一緒になるのは貴重。

ツアーの乗車券と記念乗車証

後刻、係員が押したスタンプ。
手慣れてるか綺麗でした。

開業30周年 限定スタンプ
ハローキティラッピング
枕カバー

関西空港から神戸空港へ高速船があり、ショートカットができる。
船乗り場までバス移動。
私は船乗り場で乗船券買うものだと思ってたら、係員が乗船券をQRで読み込んでいるから、何かがおかしいと思い調べたら、1階のカウンターで乗船券を買う必要があると。
急いで買いに行って、クレジットカード決裁にしたら、機械がひたすら読み込まずエラー。
話にならないので、仕方なく現金払い。

高速船乗り場までの無料バス
高速船

神戸空港の船着場まで約30分。
船内は訪日客のが多かった。
船着場からポートライナーの駅まで無料バスがあったので乗車。
デカいキャリーケースが邪魔なのは言うまでもない。

後から知ったが、ポートライナーの乗車券込のチケットも売っていたという・・・

SKYとSNJ

スーパーコンピューター「富岳」がある理化学研究所 計算科学センターが神戸空港の近くにある。

スパコンといえば『2位じゃダメなんですか』と発言した東京都知事選挙の候補者がいましたが、都民の審判は『2位じゃダメ』という結果w

スパコン「富岳」の最寄り駅

三宮から赤字の地下鉄海岸線に乗り、みなと元町駅へ。
ポートタワーの近くは初めて。

ポートタワー

今回、神戸海洋博物館と川崎重工業「カワサキワールド」へ立ち寄るため。
神戸海洋博物館とカワサキワールドは同じ建物内にある。

車関係のイベントがやっていた
川崎重工業 バイク「忍者」
0系新幹線
新幹線運転台
川崎車両 工場の模型 

帰りは新神戸から。
新神戸駅も人が多すぎて売店で買い物できず。
改札内のカフェでドーナツとフロートを購入。
SWork車両は空いていたので。

今回、WEST EXPRESS 銀河に乗るのが目的でツアーに申し込み、代金もそれなりの値段だったが、深夜の関空の滑走路を見ることができたりとツアーとしては楽しかったです。

ところで普段見ることができないのを紹介するのが、ご当地Vtuber(ライバー)の役目だと思うんですがねぇ。
関空開港30周年すら触れないとは・・・

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