映像技術の教科書 |27|バーチャルプロダクション ② スクリーンプロセス・VPのカラーマネージメント
はじめに
こんにちは。
虎徹のタキです。
映像技術の教科書、第27回です。
第27回は引き続き、バーチャルプロダクション関連です。
LEDウォールに実写映像を表示して撮影を行うスクリーンプロセスについて、バーチャルプロダクションでのカラーマネージメントについて解説していきます。
この記事では、以下の用語を使用します。
FG(フォアグラウンド)
- バーチャルプロダクションでの撮影時に実際に現実空間にいる被写体,
- ポストプロダクションでの合成の場合はグリーンバックなどで撮影した人物素材
BG(バックグラウンド)
- バーチャルプロダクションでLEDウォールに表示させる実写映像やCG
- ポストプロダクションでの合成の場合は風景などの背景素材
また、これまでの映像技術の教科書に出てくる用語がたくさんできますので、必要に応じて振り返りながら読み進めてください。
スクリーンプロセス
スクリーンプロセスは”背景にプロジェクターまたはLEDディスプレイを設置し、それを背景として撮影を行う手法”の総称です。ミュージックビデオなどの演出で、バックグラウンドにプロジェクターを使用しているものを見たことがある方も多いのではないでしょうか。
ここでは、ロケーションをスタジオで再現することを目的とした実写やレンダリング済みCGを背景とした、クロマキー合成に変わる演出手法・撮影技法としてのスクリーンプロセスを取り扱っていきます。
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