映像技術の教科書 |21|ワークフロー⑥カラーグレーディング -前編-
はじめに
こんにちは。
虎徹のタキです。
映像技術の教科書、第21回です。
ワークフロー篇はここからカラーグレーディングに入っていきます。
カラーグレーディングではカメラやカラーマネージメントに関する知識・用語が多用されるので、映像技術の教科書01〜15をご一読いただいてから本稿をお読みいただくとより理解が深まるかとおもいます。
またカラーグレーディングが筆者の専門分野の一部であることから、オフライン編集に関する内容より具体的なテクニックにも話が及ぶことがあるかとおもいます。お読みいただく方にデメリットはないかとおもいますが、あらかじめご了承ください。
カラーグレーディングの歴史
カラーグレーディングの源流はフイルム時代のトーン作りにあると思います。ネガからプリントへの焼き付けの調整を行うタイミングや、ネガをビデオに変換するテレシネの技術が現在のカラーグレーディングの礎を築いてきました。タイミングはカラータイマーまたはタイミングマンと呼ばれる専門職が担当し、テレシネに関しては現在のカラーグレーディングを担当するスタッフと同じ呼称である、カラリストが担当してきました。
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