映像技術の教科書 |14|音声基礎
はじめに
こんにちは。
虎徹のタキです。
映像技術の教科書、第14回です。
今回は音声の勉強をしていきます。
音の世界は大変奥が深く、本格的に知識や技術を会得するには実務や専門的な環境での学習が必要です。
ここでは、映像制作に必要となる、基本的な音声と録音の知識をご紹介します。
音とは
音の正体は、空気の振動です。
物体が振動することで、空気が振動し、我々の耳の中にある鼓膜が振動し、脳に信号が伝わります。これを音と呼んでいます。
音=空気の振動によって伝播するので、到着するのに時間がかかります。
音の速度を音速といいますが、空気中では約340m / 秒です。これは光の速度よりかなり遅いので、雷や打ち上げ花火が光ってから1秒後に音が聞こえた場合には340m程度離れたところで雷が落ちたりや打ち上げ花火が上がったりしていると考えることができます。
音は水の振動でも伝わります。水は空気より密度が高いので、より速く音が伝わります。水中での音速は1,500m / 秒です。
さて、ではどのような振動がどのような音になるのでしょうか。
音を構成する要素は、主に以下の2つです。
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