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映像技術の教科書 |23|ワークフロー⑧ CG・VFX

はじめに

こんにちは。
虎徹のタキです。
映像技術の教科書、第23回です。

ワークフローにおけるCG・VFXパートについて解説します。
(主に実写・CG合成のワークフローをメインに執筆された記事です。)



概要

映像制作にはCGやVFX要素が欠かせないということは言うまでもありませんが、フルCGアニメーションのような作品以外でもCG・VFXチームが活躍する場面は非常に多いです。
一見CGとは無縁に見えるヒューマンドラマや時代劇映画でも、ほとんどの作品でCG・VFXチームがアサインされます。

具体的にどのような作業が行われるか、まずは列挙してみます。

○ CGキャラクター / CGセットの作成
○ 爆発や炎・煙・雨・雪などのエフェクト
○ カメラアクションのトラッキング
○ マットペイント(デジタル背景絵)の作成
○ モーショングラフィックス
○ 2Dアニメーション
○ ワイヤーや看板・バレもの等の消し込み

大きな括りで書いていくとこのようになりましたが、それぞれの項目に非常に多くの制作物やエフェクトの種類、そして細分化された技術者がいるため、漏れなくここで説明するのが困難なレベルです。

一般的なCG制作の制作フローは以下のようになります。

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