日本の技術屋さんに対して思うこと

昨今日本の科学技術がダメになりつつあるという話を見ていて思うことが一つ。

今の日本の技術者、学者に足りないなと思うのは、「裾野を広げようとする意識」なのかなと。特にダメだなと思うのは外国語の本やドキュメントを、用語を徹底的に日本語化しようとしないところ。

先人が先を行く外国の本や用語を徹底的に日本語化してくれたおかげで、今の日本は日本語で大学教育まで受けられる(ということだったような)。

特にIT屋さんが「英語くらい読めるようになれよ」という意識でいるのは本当にまずいと思う。子供達が技術者を目指すかどうかは分からないけど、まず興味を持ってくれないことには始まらない。日本語が母語なのに英語のドキュメントしかない、という状況だと、裾野は広がらないでしょうね。

新規、初心者を受け入れなければ裾野は広がらず、衰退していく。英語のドキュメントを読むのは技術者を目指そうと思ってくれた後で十分よ。

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