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【アメリカ留学#5】田舎町へ留学するメリット

こんにちは、早川琢也です。

日本に戻って1ヶ月が過ぎても、相変わらず論文と就活準備でパソコンと向き合う毎日を送っています。

この頃は、アメリカに居る知人友人がSNSでアップするアメリカの強烈なハンバーガーや大味な感じの料理が懐かしいなぁと感じます。

ふと我に帰って、あれをしょっちゅう食べてたのだと思うと、なかなかな食生活を送っていた事を実感します。。。


さて、今回は私が留学していたテネシー州のような田舎へ留学して良かったと思う事をいくつかご紹介します(ただ、私はアメリカの大都市へ留学した事がないので、比較ではなく主観である事をご了承下さい)。



1つ目のメリットはアメリカの中流層の生活を肌で感じられる事です。

大都市では最先端の技術やテクノロジーを駆使した大規模なビジネスが展開されていますが、テネシーのような田舎町では今でも重工業が主な産業です。

その影響もあってか、近所や知り合いがやたらと車に詳しくて何かトラブルがあった時には近所の人が解決してくれる事も普通にあります(笑)。

そして、テネシーの人は家族との時間をものすごく大切にします。

まず、定時が過ぎたらすぐに仕事を切り上げます。

大学の事務関係の人も定時以降はきれいにいなくなるので、学部の事務室に用事がある時は定時30分前には連絡するなりオフィスにいくなりしないと、翌日に持ち越しになってしまいます。

ただ、仕事が滞ったり作業のスピードは生活同様のんびりな感じです(苦笑)。

これも家族との時間を過ごす為です。

テネシーのような田舎に住む人たちにとっては、仕事よりも家族の時間です。


個人的には、この文化はすごく素敵だと思います。

仕事や事務的な事はこれを見越して早く着手して片付けてしまえばいいだけの事で、これは自分次第でどうにでもなります。

だけど、家族との時間は掛け替えのない物です。

そして、家族だけでなく友人同士の交流も家族ぐるみで持たれます。

よく金曜日の夜や週末に友人の家でホームパーティが開かれ、私もよく声をかけてもらい一緒に楽しい時間を過ごしました。


この経験は私にとってものすごくインパクトがあり、今の人生観に大きな影響を与えました。

今はまだ独身ですけど、将来家族を持った時は一緒にいてくれる家族や気心しれた友人家族たちとの時間を大切にしたいと強く思っています。

日本では環境や文化の違いもあって、テネシーの時と同じようにはいかないでしょうが、基本的な考え方として大切にしたいと思います。



2つ目のメリットは、日本人が比較的少ないので英語にどっぷりと浸かりやすい環境である点です。

私が留学していた(博士課程の籍はあるので、正確にはまだ留学中ではあります)テネシーはアメリカ南東部の内陸にある州です(From OnTheWorldMap)。

私の留学先のテネシー大学があるノックスビル、テネシー内で3番目の規模の都市で人口は16万8千人ほどです。

有名なロス、ニューヨーク、シアトル、シカゴには遠く及ばない田舎と言って規模の街です。

しかし意外な事実として、このテネシー州は日本との経済関係が深く、州内に自動車関連の会社が多い事もあり、日系企業による経済効果が約17兆円と報告されています。

その為、日本から駐在で来られる日本人家族がそこそこ多く、普通に生活している中ではそこまで頻繁に会わないものの、日本人に全く会えないような環境ではありません。

一方で、テネシー大学自体はそこそこの規模であるにも関わらず、留学している日本人は院生も含めて例年10人前後とほとんどいません。

知り合いの日本人や日本人の教授と話す以外は英語を使うような生活になるので、あらゆる場面で英語を使いやすい環境とも言えます。

もし注意する事があるとするなら、気がついたら強烈な南部なまりが混じった英語が身についている事ですかね(笑)。


大都市に留学していないので比較は出来ませんが、結果的に英語はたくさん練習出来ましたし、日本ではなかなか感じられなかったアメリカ中流層や田舎にすむ家族の生活を肌で感じられたので、大変有意義な留学生活でした。

ただ、田舎町は傾向的に保守的である為、場所や地域によっては外国人に風当たりの強い事も付け加えておきます。

もちろん、大都市にある大学への留学も有意義である事は間違いありません。

有名大学では最先端の研究が行われており、優秀な教授による質の高い授業が展開され、整った施設で不自由なく勉強する環境があります。

どちらにもそれぞれの環境で学べる物もありますし、メリットもそれぞれですので、自分が学びたい学部とどんな環境に身を置きたいかを予め考えた上で留学先を選ぶのが間違いが少ないと思います。


早川琢也



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