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ChatGPTとの対話 Vol.004 私の質問にどう答えるだろうか? ChatGPTの回答が間違っていることを指摘し、再度訂正してもらいました。

ChatGPTとの対話 Vol.004 私の質問にどう答えるだろうか? ChatGPTの回答が間違っていることを指摘し、再度訂正してもらいました。


<前回の質問と回答を再現します>

再掲

私の質問 9

私が知る限り、推理小説界の三冠王(江戸川乱歩賞、日本推理作家協会賞、直木賞)は4人しかいません。 陳舜臣、桐野夏生、高橋克彦、東野圭吾です。他にいますか?

ChatGPTの回答 9

あなたが挙げた4人の作家は、日本の推理小説界で最も有名な三冠王を受賞した作家の中で、最もよく知られている4人です。しかし、他にもいくつかの作家が複数の賞を受賞しています。以下にいくつかの例を挙げます。

  • 綾辻行人:彩雲国物語シリーズで江戸川乱歩賞、日本推理作家協会賞を受賞しています。

  • 貫井徳郎:『古都』で直木賞、『白夜行』で本格ミステリ大賞、日本推理作家協会賞を受賞しています。

  • 西村京太郎:『城塞』で直木賞、『犯罪小説大賞』で本格ミステリ大賞、日本推理作家協会賞を受賞しています。

このように、複数の賞を受賞した作家はいくつかいますが、江戸川乱歩賞、日本推理作家協会賞、直木賞をすべて受賞した作家は、あなたが挙げた4人が現在でも有名です。

私のコメント 9


回答の中で、
西村京太郎:『城塞』で直木賞、『犯罪小説大賞』で本格ミステリ大賞、日本推理作家協会賞を受賞しています」
となっていますが、西村京太郎といえば、トラベルミステリーの第一人者として有名な推理小説家です。
同姓同名の作家で、いくら検索しても見つかりません。
『城塞』というタイトルの小説を書いたのは司馬遼太郎であり、直木賞受賞作ではありません。
さらに『犯罪小説大賞』というタイトルの作品は見当たりません。
これはタイトルではなく、直木賞などと同じ「賞」です。
こうしたことから、この部分の記述は間違いと言わざるを得ません。


このような経緯があったため、再度質問してみました。

私の質問 9-2

「西村京太郎:『城塞』で直木賞、『犯罪小説大賞』で本格ミステリ大賞、日本推理作家協会賞を受賞しています。」となっていますが、間違いではありませんか? 西村京太郎はトラベルミステリーの第一人者です。直木賞は受賞していません。江戸川乱歩賞と日本推理作家協会賞を受賞しています。また、『犯罪小説大賞』というタイトルの作品は見当たりません。この点についてどう考えますか?


ChatGPTの回答 9-2

ご指摘いただきありがとうございます。確認したところ、私の前回の回答には誤りがありました。
西村京太郎氏はトラベルミステリーの第一人者であり、直木賞を受賞していないこと、また「犯罪小説大賞」というタイトルの作品は存在しないことが正しいです。
一方で、西村京太郎氏は江戸川乱歩賞、日本推理作家協会賞を受賞しています。
再度、正しい情報を提供できるよう努めます。ありがとうございました。


私のコメント 9-2

ChatGPT の回答を鵜呑みにしてはいけないという実例として、特記しておきたいと思います。


ChatGPTとの対話


<以上再掲>



その後、気になることが見つかり再度ChatGPTに質問(間違いを指摘)してみました。

私の指摘

「貫井徳郎:『乱反射』で日本推理作家協会賞、『神去なあなあ日常』で直木賞を受賞しています。」と回答してくださいましたが、『神去なあなあ日常』は三浦しをんの作品で、三浦しをんは2006年に『まほろ駅前多田便利軒』で直木賞を受賞しています。


ChatGPTの回答

申し訳ありません、回答に誤りがありました。ご指摘いただきありがとうございます。貫井徳郎氏は『乱反射』で日本推理作家協会賞を受賞していますが、『神去なあなあ日常』の直木賞受賞者は三浦しをん氏です。お詫び申し上げます。



ChatGPTとの対話


私のコメント

現状のChatGPTは日本文学に関する情報量が乏しく、間違った情報に基づいて回答したということになります。

ChatGPTの回答を鵜呑みにしてはいけないという、貴重な体験をしました。

今回のトラブルに懲りず、これからもChatGPTとの対話を続けていきます。

🔴未確認情報ですが、現行バージョンGPT-4の後継のGPT-5が2023年11月頃までにリリースされるそうです。



🔷編集後記

今回の一連の「ChatGPTと私の対話」のように、ChatGPTが間違うことがあるということは気に留めておく必要があります。自分で確認することを怠ってはいけないと肝に銘じました。

ChatGPTは日本文学に弱点があることが明らかになりました。

言い換えれば、日本文学に関する評価が低く、情報が乏しいということなのかもしれません。


⭐回想録


⭐マガジン (2023.05.03現在)




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