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デッドストリーム(2022)

ジョゼフ・ウィンターと妻のバネッサ・ウィンターが製作、脚本、監督、編集を手がけた、ファウンドフッテージ形式のPOV映画「デッドストリーム」を観た。いやぁ… "愛すべきバカ映画"でした。

過激すぎる企画が原因でアカウントを停止されスポンサーやファンにも見放された炎上系配信者のショーンは、起死回生の企画として、深い森の奥にある”いわくつきの館”でのライブ配信を決行する。

この胡散臭く騒々しい主人公・ショーンが複数のカメラを仕掛けながら館の中から生中継する映像と音声を延々と見せられるだけの映画なんだけど、多少途中で鬱陶しく感じるけど、いかにも作り手が一生懸命作ってる感が溢れていて、なんか最後まで観れてしまう。(監督が主人公も演じているので、なおさら)

カメラには映るが目視できないお化け(?)が、ときには実体を伴って現れたり、消えたり、物理的攻撃ができたり… 一貫性のない存在で滅茶苦茶なんだけど、必死にギャアギャア騒いで映画のテンションを保つ監督の姿に、わかった、全て許す…という気持ちになった。

さして怖くない"ブレアウィッチ"的作品。お化け屋敷からの実況中継を配信で見るような大らかな気持ちで楽しんでください♪

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