1秒先の彼女(2020)
2021年の7月に劇場で観たチェン・ユーシュン監督「1秒先の彼女」に関しては、素敵な映画だったなぁ…という印象が残っている。当時、あまり目立ってなかったけど、これはちょっといい映画だよってオススメしたくなるような。
まず、何をするにもワンテンポ早いアラサー女子のシャオチーのせかせかした行動や豊かな表情が、観てる僕らを明るい気分にしてくれる。
でも、シャオチーはなかなか幸せを掴めず、地味な暮らしの中でちょっとした幸せな妄想に浸りつつ毎日をやり過ごしていて…
そんなシャオチーの前に現れた超ステキな男性。舞い上がる気持ちでバレンタインデーのデートの約束をとりつけた彼女はワクワクして約束の場所に出かけていくのですが!
あれ!? ふと気がついたら、翌朝になってる。私の大切なバレンタインデーはどうなったの? なんで、私、真っ赤っかに日焼けしてるのーっ!!?
そんな彼女を静かに見守る、子供の頃から常にワンテンポ遅いバス運転手の男性。
はてさて、消えた1日はどこへいったのか?シャオチーの恋の行方は??
という、ちょっと不思議で、ちょっとヘンテコで、でも心あたたまる映画なのです。