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THE BATMAN-ザ・バットマン-(2022)
マット・リーヴス監督が挑んだ「THE BATMAN-ザ・バットマン-」を観た。
無駄なく納得感のある長尺で、深く傷んだゴッサム・シティと、若き"復讐者"バットマンと信頼できる相棒、街の裏側に蠢く本当の悪を"犯罪"と"謎かけ"を通して暴いていくリドラーを、観客をこの世界に沈ませるかの如くゆったりたっぷり、ひたひたと描く。
雨の降り頻る暗い映像が延々と続き、暗闇の中にバットマンが登場する場面はあたかもホラー映画のような演出だが、物語は謎解き探偵モノの流れを軸に要所要所にアクションやロマンスを絡め、娯楽作品として完成度高し。バットマンの予備知識がなくても単体作品として成立する、見事な傑作。
過去にあれだけ凄い「バットマン」の映画が作られた後に、まだこんな作品を作り上げるとは立派だ。
ロバート・パティンソンが絶妙にハマる配役。ジェフリー・ライトが儲け役。ポール・ダノも期待通りの演技を見せてくれる。ゾーイ・クラヴィッツも魅力的でした。