トワイライト・ウォリアーズ 決戦！九龍城砦(2024)
本気の香港アクション映画が帰って来た!! ソイ・チェン監督の「トワイライト・ウォリアーズ 決戦！九龍城砦」を観てきた。
まず、何と言っても舞台となる九龍城砦のセットが凄い。5000万香港ドル（約9億円）をかけて制作したという話だが、金額はともあれ、狭苦しくモノがごちゃごちゃと溢れた中にも生活感のあるダンジョンのような世界が見事な出来栄え。
そんな舞台を有効活用しながら見せる多彩なアクションがまた凄い。それぞれのキャラクターが独自の流派で、通路や壁を立体的に使いながらド派手に闘う姿には圧倒される。
メインの男4人衆のカッコ良さ、諸先輩方の渋さ、悪役の圧倒的な強さ、市井に生きる人々の姿… 全てが熱く、全てが素晴らしい。
物語に深みが足りないとか、設定がややご都合主義っぽいとか思うところもあるかもしれないが、そんなの軽く吹っ飛ばす、熱く激しく目まぐるしい、コストパフォーマンス最高！の娯楽作品でした。