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遺書、公開。(2025)

英勉監督の「遺書、公開。」を観た。予告編が微妙に"引っかけ"っぽくてあまり気が進まなかったんだけど、今日の映画スケジュール組んでたら、この時間帯にはまる映画がこれ一択だったので、これも縁かなと…。

1学期の春、クラス発表の日に2年D組全員にSNSで送られてきた【序列】。そこには生徒と担任の順位が示されていた。

タチの悪いイタズラか? 誰が何のために決めたのか? 犯人が分からないまま時が過ぎたある日、誰もが羨む序列1位の姫山椿が学内で自殺する。そして葬儀の次の日、クラス全員に姫山からの遺書が届いた。

死んだ姫山の遺書がなぜ教室に? 1位の彼女はそもそもなぜ自殺したのか? 遺書は本当に姫山が書いたのか? 謎と憶測が飛び交う中、25人全員が自分の遺書をクラスメイトの前で公開することに…

もともとキャストが高校生に見えない(いや、見えるわけがない)のはおいといて、わざとやってるんだろうけど、いちいちヒステリックなオーバーアクトが繰り広げられるのが学芸会っぽくてかなり辛い。

ただ、この学芸会っぽい演技に目が行ってしまうことで、逆にありえなさそうな変な物語がすんなり入ってくるという不思議さ。結果、意外と話の展開は面白く観れた。たくさんの登場人物の書き分けも割としっかり出来てるし。

ほぼ教室という固定の舞台で展開するのも、小劇場の舞台(にしては登場人物多いけど)で再現出来そうで、今後も使い勝手良さそうだなと思った。

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