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セーヌ川の水面の下で(2024)

先週はアヌシー(フランス)にいたので、こんなときこそフランスを舞台にした映画だよなと、ザヴィエ・ジャン監督のNetflix映画「セーヌ川の水面の下で」を見た。

海の生態系保護を訴える女性海洋学者が主人公なのですが、冒頭から危険を顧みない判断で大失敗し、しかもその原因となったサメは太平洋ゴミベルトから、わざわざ主人公が住むパリまでやってきてセーヌ川に住み着いちゃう。

くしくも、セーヌ川ではトライアスロン国際大会が開かれようとしており、サメの存在に気付いた主人公や警察が市長に大会中止を求めても、「この大会にどれだけお金をかけて準備してきたかわかってないお前らの言うことなんか聞かねーよ!」と、定番の展開になって…

まぁ、正直なところ、物語としてはたいして新しくも面白くもないのですが、割とおとなしめの展開だなぁ…と思ってみていると、中盤とラストにちゃんと見せ場を作って盛り上げてくれるので、鮫パニック映画が好きな人には一見の価値ありな作品です。

【ややネタバレ】
かなり振り切った"踊り食い"を大盤振る舞いで見せてくれるのが、とても清々しい。いかにも憎々しいキャラが、ちゃんと"報われる"のも良い。こういう映画なら、せめてこう展開してくれなきゃ…と思ったことが、思った以上に"特盛"で提供されるので、サメ映画ファンとしては納得の出来かと。

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