見出し画像

ボーはおそれている(2023)

2024年2月16日に日本公開予定の、アリ・アスター監督の新作「ボーはおそれている」は、たぶん誰もかつて観たことのないジャンルの映画だ。どんなジャンルかと聞かれると答えに窮するような"奇妙な"映画だ。

本作を観ると、「ヘレディタリー」や「ミッドサマー」が、まるで"変わった映画じゃなかった"かのように思える!?

それは悪い意味じゃなく、「ボーはおそれている」はとても芸術的で美しくて、神経症的で普通に思いつかない出来事が次々と起きて、ビックリしているうちにどんどん先に進んでいって、アタマの中が整理できる前に驚愕のエンディングを迎える。

そして、再び、精神科医の穏やかな微笑みが見たくなるのだ。

明らかに人を選ぶ映画だが、こんな奇妙な体験はそうそうできないので、チャレンジャーな方には是非ご覧いただきたい。

いいなと思ったら応援しよう!